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概要編集

CV:松岡文雄


聖島に安置されている即身仏で、100年以上前から伝説の聖者として語り継がれる僧侶。

生前からとてつもない法力を持っており、白霊山に「お清め処」という寺院を開いた。

しかし、数年に渡る飢饉と戦に流行り病が重なり、人々を救い続ける内に白心もまた病に倒れてしまう。


死後も人々を救い続けるべく、生き仏となる事を決意した白心は土の中に埋められる。

しかし、そうして残された日々を過ごす中で、地上で祈る人々が自分の死を望んでいると感じて、それが原因で死ぬ間際になってへの恐怖を感じたことからそれを「死の恐怖に屈した」と思い込み、そのことから自身が聖人ではなかったと自己嫌悪に陥り、その悲しみから成仏する事ができなかった。


その心の隙を奈落に付け入られ、その悲しみを「自分の死を望む人々への怨み」と曲解させられたことで、心を救われたと感じた白心は奈落に協力する。

本体は白霊山にあり、聖なる結界で奈落を守護しているが、独鈷を操る事ではるか彼方でその法力を振るう事も可能。


それにより、聖島に小型の聖なる結界を張る事で犬夜叉との戦いを有利にしたり、七人隊蛮骨の危機には瞬間移動させて救出するなど、要所要所で適格な補佐を行った。

その鉄壁ぶりで奈落を守り続けていたが、生前自身と似たような魂の境遇を持つ桔梗と触れ合ったことで成仏し、白霊山の結界を解いた。


アニメでは白心上人のわらべ歌が存在する。「綺麗はきたない、きたないは綺麗」というのがそれである。白霊山周辺の子供たちが歌っている他、桔梗もこの歌を知っていた様子で何度か歌っている。


能力編集

本作の最強議論では必ずと言ってよいほど名が上がる人物。物語前半の登場人物にもかかわらず、下手をするとラスボスよりも強い。作者曰く「白心上人の法力を五段階評価すると七くらい。」(ちなみに桔梗が五であり終盤曲霊の封印から解放されたかごめが六。)

「聖なる結界」が非常にチートであり、弥勒はおろか桔梗の破魔の矢すら尻尾を巻いて逃げ出す浄化性能。

他にも、ミイラの癖に空を飛んだり遠隔攻撃をしたり挙句の果てには瞬間移動したりさせたりと、かなり人間を辞めている。

奈落の仲間にありがちな、四魂のかけらによる強化もなしにこれだけ強大な力を持つ。


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聖なる結界編集

絶対的な邪滅領域を作り出す。大きさは身を覆う程度のものから、白霊山とその周辺地域を丸ごと覆うほど巨大なものまで多種多様で、しかも同時に複数発生させられる。

悪心を持つ人間から妖怪、死人に至るまで、邪なる者を決して寄せ付けない。その強力さ足るや、奈落さえ一瞬で浄化できると評されるほどで、殺生丸や桔梗も破るどころか近づく事さえできないとてつもない結界。

邪心を持たない人間のみが聖なる結界を乗り越え、白人上人の元へたどり着くことができる。邪心の判定は非常に厳しく、多少のスケベ心程度でも結界が反応してくる。

身を覆っている結界は弥勒の風穴で破壊可能。ただし、瞬間移動ができる為、風穴で倒す事はできない。また、アニメでは結界を破壊されると青白いオーラを纏って風穴自体を無効化している。


法力編集

主に独鈷と呼ばれる仏具を自在に操る。この独鈷は桔梗の破魔の矢に匹敵する浄化能力があり、これに触れると鉄砕牙の変化も解けてしまう。独鈷を中心に聖なる結界を発生させる事もでき、それにより、本人からはるか遠い場所にも自由に聖なる結界を発生させられる。また、その場にいるものの体力を回復させたり、任意の人物を瞬間移動させる事もできる。


余談編集

作中にて、「偉いお坊様が~」「100年以上前にある人間の僧侶に~」といった溶命樹や冥王獣を封印した徳の高い高僧の逸話が語られているが、作者によるとこれは白心上人のことを指しているらしい。

つまり彼は劇中より前の時代にも溶命樹や冥王獣を始めとした数々の強力な妖怪たちを封印・浄化してきた事になる。


とある魔術の禁書目録の登場人物である僧正の容姿のモチーフとなったキャラクターである。


関連タグ編集

犬夜叉 奈落(犬夜叉) 桔梗(犬夜叉)

ミイラ 最強 即身仏

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