概要
CV:森川智之
人見家の病弱な若殿。23歳。誕生日は8月10日。奈落の主人であったが、奈落は蔭刀に化けて入れ替わり、その城と地位を利用した。
なお、奈落は途中で家臣たちを殺して城も捨ててしまうのだが、なぜか蔭刀に化け続けた。それ以前は犬夜叉と桔梗に化けて2人の仲を引き裂くなど度々姿を変えていたのだが。城を捨てた時点の奈落はかなり強くなっており姿を変える必要が無かったのかもしれない。あるいは、蔭刀の姿が気に入ったのだろうか?
また、奈落が蔭刀と入れ替わりの描写は漫画版とアニメ版で異なる。
アニメ版では目のハイライトの入れ方で蔭刀と奈落が描き分けられており、奈落が入れ替わるのは珊瑚が敵討ちのため城から出た後である。その前には、蔭刀が珊瑚に奈落を手下として紹介する場面があり、蔭刀が奈落を信頼していた(騙されていた)ことがうかがえる。また、奈落も蔭刀のことを良き主君だったと語っている。
一方、漫画版では入れ替わりは特に描かれていない。奈落が生前の蔭刀について言及することも無い。珊瑚や琥珀ら妖怪退治屋を城に呼び寄せたのが奈落の策略だとすると、その時点では既に蔭刀と入れ替わって城の人々を動かしており、傀儡の奈落も作って暗躍させていた(すなわち本物の蔭刀は劇中に一度も登場していない)と解釈することもできるだろう。しかし、アニメ版のように途中で入れ替わったと解釈しても矛盾は生じない。