「そのとおり…神楽も神無も、この奈落から生まれた妖怪。」
概要
奈落とその分身達の作品につけられるタグ。
『犬夜叉』に登場する宿敵・奈落が、自分の体を構成する妖怪を切り離し、壷の中で熟成することで生み出した新たな妖怪のこと。元々、奈落にこのような能力は無かったのだが、七割ほどまで元通りになった四魂の玉を入手したことで分身の作成が可能になった。ただし、どんな外見、性格、能力を持って生まれてくるかは奈落にもわからない。
その家族はほとんどが裏切る。便宜上、兄弟姉妹の関係にあるが、比較的良好な関係が築けていたのは長女と次女のみ。中には早死にしたため他の分身とまったく絡まなかった者もいる。
共通点
- 身体的な特徴
無臭の神無(ただしこれは、彼女の妖力に起因するもの)を除き、全員から奈落と同じ体臭がする。
一応個人差はあるようで、分身それぞれの「固有の臭い」は、それとは別に存在する(後術する赤子や白夜は例外)。
例として犬夜叉や殺生丸は、敵として長期間相対するうちに、神楽や無双(鬼蜘蛛の心が不完全な形で排出された存在)の臭いをきちんと嗅ぎ分けている。
半妖である奈落とは異なり、彼ら自体は純粋な妖怪であるため、半妖特有の妖力を失う日が存在しない。
また、背中に奈落と同じく蜘蛛の形をした火傷の跡がある。
- 反逆心
悟心鬼や夢幻の白夜など裏切らなかった者もいるが、基本的に奈落に対して忠誠心が無い。
いきなり奈落の首を切断した者が二名もいるし、自分こそが奈落だとか言い出す奴もいる始末。
奈落に心臓を握られているので、自我が極めて薄い神無を除けば、死にたくないがゆえに仕方なく従っているだけである。
- 逃亡
奈落が何度も逃げているため気づきにくいが、飛行手段を持つ神楽と白夜、そもそもどこにいるかわからない神無と、実は比較的長生きした分身たちも逃げるのが上手い。
特に赤子とその片割れである白童子は、「桔梗を慕う心」以外の奈落のあらゆる資質を受け継いでいることもあってか、逃亡パターンが完全に奈落と一緒である。
家族
分身
- 神無 (声:ゆかな)
- 神楽 (声:大神いずみ)
- 悟心鬼 (声:佐藤正治)
- 影郎丸 (声:山崎たくみ)
- 獣郎丸 (声:山崎たくみ)
- 赤子 (声:小林愛)
- 白童子 (声:小林愛)
- 魍魎丸 (声:てらそままさき)
- 夢幻の白夜 (声:真殿光昭)
- 無双 (声:家中宏)
協調する者達
余談
実は分身のほとんどが美男美女揃いであり、特に男はやたら中性的な容姿(というよりもはや女顔)の人物が多い。
原作者・高橋留美子も奈落の分身は悟心鬼以外は美形揃いと公言している。