概要
奈落落がいる場所に現れる、無数の地獄の毒虫。スズメバチに似た姿をしている。奈落の瘴気から作り上げた奈落の眷属で、毒は奈落の瘴気が素になっている。
球体の巣穴があれば、奈落以外でも使用でき、殺生丸も使用した。主に弥勒の風穴を封じるのに使われる他、スパイ、物品運搬など、奈落の手先となり働く。劇中では七人隊にも使役され、蛮骨に蛇骨が煉骨に殺害された事を伝えた他、奈落の命令で用済みとなった白童子を裏切った事もあった。
他にも大群で飛来し、犬夜叉一行を監視したり、四魂のかけらを奈落の元へ運ぶなど、様々な役目を果たす。人語を理解し、奈落の分身や七人隊など、奈落関係者に限り会話が可能である。
上述の通り、毒を持ち刺された者は高熱を出して苦しんだ末に死に至る。
奈落はこれを主に弥勒対策として用いており、彼が『風穴』で妖怪を吸い込もうとした時は、一緒に最猛勝も吸い込ませたので、弥勒は何度も命の危険に晒される事になった。
元ネタ
仏教における、八大地獄に付属する十六小地獄に棲むとされる、同名の地獄の虫が元ネタ。
やはり大きなハチのような姿をしており、亡者の肉をついばんだり激痛を与える毒針で刺して苦しみを与えるという。