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能力(奥義皆伝基準)

腕力  :★★

生命力:★★

眼力  :★★

妖力  :★★

知力  :★★★

瞬発力:★★★★★

概要

「くくく…あいつの腸…なかなかいい味だぜ、獣郎丸。」

声:山崎たくみ

第四妖怪・影郎丸

奈落が生み出した双子の兄弟の分身のうちの1人。一人称は「俺」。

奈落の分身の中では次男にあたる。一つの壺で熟成され、同時に産まれた双子でもある

そのため、影郎丸が4番目、獣郎丸が5番目となる。二体とも同じ顔をしており、共に0歳。

普段は獣郎丸の体内に隠れている。「影」で操っているのが小さく、カマキリのような腕と回虫のような体をしている。

ただし当初は影郎丸の存在は伏せられており、奈落からは単に「四匹め」と呼ばれることもあった。ちなみに、神楽からは内心で「ヘンなもの」呼ばわりされている。

頭部は獣郎丸と瓜二つなのだが、首から下は完全に人外で回虫のような胴体に加えて両手が鎌になっている。鋼牙曰く「ふざけたかっこうした妖怪」

獣郎丸が一切喋らないが、影郎丸はそれを補うが如くよく喋る。

性格

上述の通り、獣郎丸とうってかわって表情豊かで饒舌。

一方で、残忍さは獣郎丸と同じで、犬夜叉たちのことは獲物としてでしか見ておらず、例によって奈落への忠誠心も皆無。悟心鬼は表面上は神楽を「姉上」と呼ぶ面もあったが、影郎丸にはそんな素振りは一切無い

最大の特徴は、「獣郎丸はおれにしか従わない」と言いながら、本編では獣郎丸へ指示を出す場面が一切無いことである。テレパシーのような描写も無いのだが、あたかもお互いがどう動いてほしいのか瞬時に理解しているかのように立ち回る。

影郎丸は「おれたち二人」とお互いを別個として語っており、少なくとも影郎丸が獣郎丸を道具扱いしているようには感じられない

能力

小柄な体を物陰に隠し、鋼牙を上回る戦闘速度を誇り、スピードを活かした奇襲戦法を得意としている。弥勒の風穴にも対応可能。

また、地中を自在に移動できるため、奇襲手段には事欠かない。鎌の切れ味は鋭く、火鼠の衣ごと犬夜叉の胸部を貫くほど。しかし、動きは単調なようで、わりとあっさり鋼牙に見切られて先回りされていた。

活躍と最期

誕生して即座に奈落の首を落とし、更に近くにいた人見家の家臣を殺害、補食した。ここで奈落に心臓を握られ渋々彼に従うことになる。

その後、檻に入れられ奈落の傀儡に運ばれていた所に鋼牙が駆けつけ、獣郎丸が彼と交戦を開始。

更に犬夜叉一行も駆けつけるが、獣郎丸から「すげーヤバい気配」を感じていた鋼牙はとんずらを決め込んだ。目標である犬夜叉たちの登場により傀儡は獣郎丸の拘束を解くが、獣郎丸はまっさきに傀儡の首を落としたのであった。

更に犬夜叉との交戦で影郎丸をこっそり吐き出し、彼を翻弄。その胸部を貫き重傷を負わせることに成功する。影郎丸が風穴をかわし、獣郎丸が飛来骨を殴り落とし、更に影郎丸がかごめを背後から襲撃しようとするが、戻ってきた鋼牙が影郎丸に蹴りをお見舞いして事なきを得た。

結果的に獣郎丸を犬夜叉が、影郎丸を鋼牙が相手取る形になったが、鋼牙が影郎丸の動きに対応してきたので二人は手負いの犬夜叉に集中攻撃を開始。犬夜叉はダウンしてしまい、鋼牙も脚に傷を負った。

しかし、影郎丸が調子に乗ってかごめを襲おうとしたことで、犬夜叉が火事場の馬鹿力を発揮。

更に珊瑚が機転を効かせて地面に毒を撒いたため、影郎丸は一度避難。再び獣郎丸の体内からの奇襲を試みるが、犬夜叉に見破られて鉄砕牙でまとめて粉砕された。

余談

獣郎丸/影郎丸撃破後、犬夜叉、鋼牙、かごめによる痴話喧嘩が発生。更に追い討ちのごとく桔梗奈落を巻き込んだ痴情のもつれまで起こり、獣郎丸/影郎丸撃破の余韻は全くと言っていいほど無い。

この他、上記の鋼牙の戦線復帰の理由含め、獣郎丸/影郎丸戦は他の分身との戦いに比べてギャグみたいな場面が多く、緊張感が乏しい

鋼牙の助力が無ければ勝てたかどうか怪しいほどの強敵だったが、いまいち締まらないため不遇だと思うファンもいる。死んでからが本番だった悟心鬼とどちらがマシなのだろうか…。

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