寝肥り
ねぶとり
概要
かつて少年ジャンプで連載された「地獄先生ぬ~べ~」においては「寝肥り」と表記されている。
同作品内の稲葉郷子(いなば きょうこ)の知人の女子大生に取りついていた。
寝肥りは女子大生が起きている内は胎児のような姿のしこりに化けている。
女子大生はアニメには未登場のため髪の色は不明だが、pixivにおいては黒髪ロングで描かれることが多い。
色はアニメ版ぬ~べ~の既存の登場人物と被らないようにしてあるようだ。
女子大生には決まった名前がないので、公式でも呼び方が定まっていない。
そのせいか女子大生はpixivでは寝肥りに取りつかれていない状態でも寝肥り扱いされるようになってしまっている。
フランケンシュタインの怪物のような状況である。
さらに寝肥り自身も単独では何の妖怪なのか判別し辛い。
取りつく相手とセット扱いになるのも仕方がないといった事情がある。
大半は寝肥りに太らされた女子大生か痩せている状態の女子大生がイラストに描かれているが、寝肥りの正体は醜悪な姿の肉の塊である。ブクブクと太った女子大生の方がまだマシともいえる姿であった。玉藻京介(たまも きょうすけ)に退治されそうになったが、ぬ~べ~によって除霊された。
女子大生が太らされた状態は三つ存在するが、その中では一番目の状態が人気のようである。
メイン画像に使われているのが証拠である。
他の形態はデブス寄りの顔をしているが、最初の形態は比較的顔が美人に描かれているからだと思われる。
でっぷりと太った巨大な身体に美女の面影が残っている頭部が乗っかっているというアンバランスさが好評なのかもしれない。
そして、「女性が激太りしたことに驚いて叫ぶ」という異常事態が一コマで把握できるからというのもある。
二番目や三番目のように太らされた上に顔が醜く変形して苦しむ女性の状態が好みという人もいるかもしれないが、少数派であろう。
それぞれ単独では艶のある長い髪をした超肥満体の怪物といった印象を受ける。
同作品内には女子大生以外にも寝肥りに取りつかれた女性が存在する。
絵本百物語の寝肥の挿絵を参考にしたと思われる江戸時代の評判の美人が太らされた状態で描かれている。
そちらは痩せている姿は描かれていない。
6期鬼太郎でも「寝肥り」表記のキャラクターが登場した。
こちらは大柄で太った女将のような姿の妖怪であった。
寝ていないのに寝肥りである。