タント
たんと
ダイハツ工業が生産販売する軽乗用車。
概要
2003年の登場以降4代のモデルに渡って販売されている。
ムーヴをベースに車高を極力高く取ったキャビンの頭上空間を確保しているのが最大の特徴で、軽トールワゴンの発想を極端に推し進めて「スーパーハイトールワゴン」というカテゴリー構築をリードした。
ただしこのようなボディタイプは車高に伴い重心もかなり高いので、乗用車としてはスタビリティ(走行安定性)が良くはない。
4WD仕様でも足回り全体が盤石なモデルがほぼ無いため、例え安全運転を心がけても強風や路面の状況、運転者の技量次第では横転やスリップ、車線のはみ出しなどのリスクが多少なりとも増えてくる（ただし、モデルチェンジを重ねるごとに、この状況は徐々に改善されてきている）。
また室内の頭上空間は広がっても車幅が劇的に改善されてはいないので、万人に対する軽自動車特有の窮屈さが決して解決されたわけでは無い。
2007年に登場した2代目以降の助手席側ドアは、親会社のトヨタがラウムやアイシスで採用した技術を応用したピラーのないスライドドアとなった。
