逆十字

ぎゃくじゅうじ

逆さまになった十字架のこと。

聖なるものの象徴である「十字架」を逆さまにしたものであるため、

邪悪さ、反キリスト教的なイメージのものとして扱われることがある。

実はカトリック教会でも使われるシンボルである。

イエス・キリストの弟子であり初代ローマ教皇と

伝えられるペテロが処刑される折、自身がキリストと同じ

状態で磔にされるに値しないとして逆さまに十字架にかかることを

希望した、というエピソードに由来する。

そのため逆十字はペテロ十字（ペテロクロス）とも言われる。

以上のことを理解しない香ばしい人々により、ペテロ十字が

「カトリックが実は反キリストな証拠なんだよ！」と言われることがある。

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