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ステラエアサービスの編集履歴

2021-02-12 23:12:49 バージョン

ステラエアサービス

すてらえあさーびす

「ステラエアサービス」とは、日本の作家、有馬桓次郎によるライトノベル作品。

概要

「ステラエアサービス」とは、日本の作家、有馬桓次郎によるライトノベル作品。

史実とは異なる歴史を歩んだ日本を舞台に、新米商業パイロット、天羽夏海の成長を描く。


あらすじ

亡き父に憧れ商業飛行士デビューした天羽家の次女“夏海”は、高校に通う傍ら、空の運び屋集団・甲斐賊の一員として悪戦苦闘の日々をスタートさせた。

受け継いだ赤備えの三式連絡機「ステラ」を駆り、夢への一歩を踏み出した彼女だったが、パイロットとして致命的な欠点を持っていて――。

南アルプスを仰ぐ県営空港を舞台に三姉妹が営む空の便利屋「ステラエアサービス」が繰り広げる、家族と絆の物語。


この世界での第二次世界大戦

この世界での第二次世界大戦は、戦前から政府が力を入れた航空政策により、1945年9月15日に日本が降伏するまで続いたことになっている

史実より一か月ほど終戦が遅れたことになるが、そのおかげで国内の鉄道網は戦略爆撃でズタズタにされ、帝都東京の住民たちは飢餓により死の淵に瀕していた。

東京に物資を届ける方法は空路のみとなり、GHQは接収していた日本軍機を民間に放出し、物資輸送を行わせた。

空の運び屋集団・甲斐賊について

空の運び屋集団・甲斐賊は、第二次大戦終了直後の物資輸送時に旧日本陸軍玉幡飛行場を拠点とした一団のこと。当時は普通の物資輸送のほか、ヤミ米の輸送なども行っていた。

玉幡飛行場が県営玉幡空港になったのちも、同地を拠点とする空の運送会社たちを自他ともに甲斐賊と呼んでいる。



登場人物

  • 天羽夏海

ステラエアサービス専属の新人パイロット。同じくパイロットであった父に憧れて同じ道を目指す。

山梨県立甲斐杜高校二年生。

真っ赤に塗られた三式連絡機を愛機とする。

憧れの商業パイロットとなったものの、本人も知らない致命的な弱点がある。


  • 天羽美春

夏海の姉であり、新興航空会社「ステラエアサービス」の社長。

父親とともに世界中を飛び回っていたが、父の死をきっかけに空に出ることをやめている。

その美貌と柔らかな物腰からファンが多く、本人には内緒でファンクラブや親衛隊も結成されている。


  • 天羽秋穂

夏海の妹。中学生。

得意科目は地理。学校での成績は常にトップクラスだが、運動は苦手。

その地形をイメージする能力は群を抜いており、何の専門教育もなしに飛行機の管制を行えるほど。

外部には秘密で玉幡空港の航空管制を手伝っており、飛行機乗りの間では、的確な管制を行う謎の航空管制官「甲州ウィッチ」として有名。

なお、三姉妹の中で唯一の貧乳。


  • 天羽冬次郎

夏海たち三姉妹の祖父。もと大日本帝国陸軍軍人。

第二次世界大戦中は独立整備中隊に所属しており、ビルマで航空機の整備を行っていた。

復員後、一機の三式連絡機を手に入れ、物資輸送を始める。

老いてなおその体力と整備技術は衰えず、どのような航空機でも整備、修繕することができる。


  • 天羽芳郎

夏海たちの父(故人)

南極の空を飛ぶという夢を持っていた。

彼への憧れが、夏海が商業パイロットを目指した要因である。


  • 名取陸生

夏海の同級生でステラエアサービスの整備士。

美春のファンであり、天羽美春親衛隊、隊員ナンバー001番。

彼によると、天羽美春のファンクラブは「美春さんに邪な思いを抱えた連中の吹き溜まり」らしい。

師匠である冬次郎によく怒鳴られている。


  • 稲葉耕作

白峰連峰に位置する山荘、白峰山荘の主人。

元甲斐賊であり、かつては局地戦闘機「雷電」を愛機に飛び回っていた。

甲斐賊を引退した今でも、かつての愛機と同じ塗装を施したウルトラライトプレーンを操り空を飛ぶ。

白峰山荘の雷親父として有名。


登場機体

天羽夏海の愛機。コールサインは「ステラ11」。

夏海の商業パイロットデビュー前は格納庫の裏でボロボロの状態で放置されていたが、冬次郎と陸生の手によって復活を遂げた。

冬次郎が最初に手に入れた機体でもあり、三代にわたって天羽家の人間が愛機としている。

紅の塗装をまとっているが、三倍速くなるわけではない。

赤い塗装は山田昌景の鎧の色をもとにしており、甲斐賊たちの旗印、玉幡空港のカナメのような存在。


  • ダグラスDC-3

南極で撮影された天羽芳郎の写真に映り込んでいる機体。彼はこの機体で南極に飛んだと思われる。


  • カーチスC-46

玉幡空港を拠点とする航空会社「鹿山運輸」で使用されている機体。忠岡という男がパイロットを務めている。


  • 四式基本練習機

玉幡空港のフライトスクールで練習機として使用。

ドイツの練習機、Bü131ユングマンのライセンス生産機。


  • 二式高等練習機

四式基本練習機と同じく、フライトスクールで練習機として使用。

九七式戦闘機を複座化し、練習機としたもの。


書籍情報

第一巻にあたる「ステラエアサービス 曙光行路」がカドカワ電撃新文芸から出版中。よしづきくみちが挿絵を務める。

公式の紹介ページはこちら


また、同人誌として、コミカライズ版がコミティアにて頒布された。


その他に、カクヨムでも公開されている。詳しくはこちら


関連イラスト

ステラエアサービスステラエアサービス 曙光行路


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ライトノベル 航空機 三式指揮連絡機

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