概要
CV:関俊彦
馬庭光弘とは、『妄想代理人』のキャラクター。
年齢は29歳で、コンビを組んでいる昔人間の猪狩とは対照的に今どきの青年らしい性格。
世間を騒がせる連続通り魔「少年バット」の足取りを追っていくうちに
狐塚誠にたどり着き、2人で彼を尋問する。世代が近いためか、
彼の妄想に登場する「聖戦士」に理解を示すなど相手の話を柔軟に受け止めて
情報を聞き出そうとする態度を見せていた。
しかし、その狐塚が留置所内で本物の少年バットに殺害された事で職を追わてしまい、
以後自力で少年バット関連事件を捜査・追跡するようになる。
物語中盤以降は無線機器が大量に置かれた自室で交信していたり、
怪しげな機器を背負って何かを追っている異様な姿が描かれるようになっていき、
妄想の中で赤い頭巾にマントを羽織り、丸メガネをかけたヒーロー
「レーダーマン」に変身するようになっていった。
最終的には鷺月子の実家で少年バットの正体が実在の犯罪者ではなく、
月子の狂言から生まれた架空の存在であるという事実を突き止める。
月子の実家で入手したバットを武器にし(妄想の中では剣となる)、
噂に尾ひれが付くうちに強化された少年バットに勇敢に立ち向かったが、
現代人の心の闇という無尽蔵とも言える力の根源を持つ相手には叶わず、重傷を負ってしまう。
その後、黒い泥状の物体と化した少年バットは事の発端である月子が事実を受け入れる事で
消滅したが、馬庭は後日談では一気に老け込み老人のような姿になっていた。
レーダーマンになっていた時に「老師」として仰いでいた謎の老人と同じく、
一心不乱に謎の数式を書き続けていたり次回予告代わりの謎めいたメッセージ「夢告」を
(最終話にも関わらず)告げるなど、二代目謎の老人とも言える行動を見せており、
間接的に少年バットのような存在が再び現れる可能性がある事を匂わせて物語は締めくくられる。
なお「馬庭」というネーミングは「マニア」から(中盤以降の行動と掛かっている)と思われる。
また、妄想の中での絶妙にダサいヒーロー「レーダーマン」のデザインは月光仮面・鞍馬天狗から、
ネーミングはハルメンズの楽曲を後に戸川純がカバーした同名曲から。