CV: 阪口大助
概要
『妄想代理人』の登場人物。
南中学に通う中学2年生であり、蛭川雅美を襲撃した際に反撃を受けそのまま現行犯逮捕される。「少年バット」と呼ばれる連続通り魔事件の犯人であると警察に判断され、取り調べを受けることになった。
現実と妄想の区別がついておらず、自らを某国民的RPG風の世界観における
「聖戦士」、ターゲットを「魔物」だと本気で思い込み、その使命を全うすべく襲撃していた。
妄想の中では青い鎧を身に着けた姿(DQ初期作品において、勇者の装備がブルーメタルなる青い金属からできているとされた事が元ネタか)で、武器はバットではなく金色の剣として描かれている。
少年バット事件を追っていた猪狩慶一と馬庭光弘に尋問を受け、自身の妄想の内容を語ると同時に「全てを知る老婆がいる」という重要なヒントを2人に与えてしまう。馬庭はこの老婆が月子が襲撃された時にいたホームレスの老婆だと推理し、猪狩と共に彼女に聞き込みをすることになるが……。
真相及び結末(※ネタバレ注意)
実は彼は少年バットではなく、その模倣犯。猪狩と馬庭が上記の老婆から「月子は自分で自分の足を金属パイプで殴った」という証言を聞き、その真実を知った。よく見ると本物の少年バットと違い、上歯に矯正器具をつけている。
模倣犯らしく、「少年バットの犯行がすごいと思った」という身勝手過ぎる理由で犯罪を行っていた。
しかし狐塚は「牛山及び蛭川を襲ったのは確かに自分ではあるものの、他の被害者は襲っていない」と主張。それを信じない猪狩により強引な取り調べを受け、徐々に彼も精神的に追い詰められてしまう。
そして留置所内で本物の少年バットに殺害され(8人目の被害者)、公的には自殺扱いとなり猪狩と馬庭はこの不始末を起こしたとして警察の職を追われる事になった。
余談
中学2年生の凶悪犯という設定やゲームと現実の区別がつかないという点は1997年に世間を震撼させた神戸連続児童殺傷事件が元ネタになっていると思われる。
犯人が作成した手紙の中に「ゲーム」という単語が使われていた事から、当時マスコミの間では犯人像について、「ゲームと現実の区別がつかない人間」であるとしてその原因となった暴力的なゲームやメーカーに対する批判的意見が盛んに発信されていた。