「ねえマロミ…魔法ちょうだい」
概要
CV:能登麻美子
M&Fに勤務するアニメキャラデザイナー。劇中で社会現象を巻き起こす人気キャラクター「マロミ」の作者で、月子自身もマロミのぬいぐるみを持ち歩いている。
22歳の若さで思わぬ成功と名声を得たものの、(主に同性の)嫉妬や期待に押し潰されそうな日々を送っていた。
ある日の帰り道、少年バットに襲われ、最初の被害者となる。
人物
童顔で可愛らしい容姿の女性。どこか幼い言動が多く、周囲からの印象は「不思議ちゃん」。同性にはキャラ作りなどと言われ、本人も陰口に慣れている様子を見せた。
また、厳格な父親に育てられたことで、内にこもりがちな性格になってしまっている。
マロミの圧倒的な人気から彼女自身の知名度も高く、少年バットの被害に遭った時も大々的に報道された。一見すると順風満帆だが、上司には次回作を期待され、職場でも陰口を叩かれ孤立するなど、なかなか心休まらない日々を過ごしている。
少年バットに似た通り魔に襲われた過去があり、この時に愛犬の「マロミ」を亡くしている。このことは彼女のトラウマになっているようだが…。
月子が生み出したキャラクター。おそらくたれぱんだがモチーフで、舌足らずな喋り方が特徴。本家に比べると不気味なキャラ造形だが、年齢や性別を問わず支持されている。
なぜか月子が持ち歩くぬいぐるみは会話が可能で、彼女に寄り添いアドバイスをすることが多い。
しかし、内容としては「月ちゃんは悪くない」、「疲れているから休もう」の一点張りで、現実に目を向けさせないようなものばかり。イマジナリーフレンド的存在であるためか、月子にとって都合の良いことにしか口にしないようだ。
名前の由来は、幼い頃に彼女が飼っていた愛犬「マロミ」。
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「───あいつのせいだよ、あいつが来たんだもん!」
ある意味、全ての元凶。12歳の頃、犬の散歩中に少年バットに襲われたというのは嘘で、彼女が作り上げた架空の存在だった。
真相としては突然体調不良(初潮の痛みという解釈もある)になり、不注意でマロミの手綱を放し、そのままトラックの交通事故で亡くしてしまう。父親に叱られる怖さから、「通り魔に襲われた」と嘘を吐き、不幸な事故は謎の通り魔事件として報道されることになった。
ちなみに月子の父はすぐに嘘だと気付いたようだが、同時に彼女に厳しくしていたことを反省し、警察に被害届を出している。
それから約10年後。前述の通り、月子はマロミという人気キャラクターを生み出すが、上司からのプレッシャーや社内いじめなどで心身共に疲れきっていた。
この状況から逃れようと、月子は鉄パイプで自分自身を殴り、幼い頃のように少年バットに襲われた被害者を装った。
これにより社会にも「少年バット」のの存在が広まり、なぜか現実でも連続通り魔事件が起こるようになってしまう。事の顛末は少年バットの個別記事へ。