アブラボウズ
あぶらぼうず
スズキ目ギンダラ科の魚。
概要
スズキ目カジカ亜目のギンダラ科に分類される海水魚で、150センチ程度に成長する。
冷涼な海域に分布しており、生息水深も深海など深場を好む。
冷たい水温に耐えるため、なんと体の40%が脂肪分となっている。この脂肪のせいで近縁種のギンダラよりもややぽっちゃりした体型をしており、クエのように見える。
内臓などの一部部位には過剰なビタミンAが含まれるため、食べすぎると下痢やビタミンA中毒症状になる恐れがある。
非常に美味な魚で、寿司、煮付け、揚げ物等で食べることができる。
人の身体では処理できない油を持つアブラソコムツやバラムツと混同されることが多いが、アブラボウズの脂は消化できるため特に危険はなく、市場などでも普通に取り扱われている。