概要
世界の浅い海に、一部は大陸斜面や淡水に1270種、日本には360数種が生息する。背鰭と尻鰭に発達した棘(棘条)があり、腹鰭は胸鰭の下に位置し、鱗は櫛鱗である等、スズキ目と似た特徴を持つ。全長数cmの者から1mを超える者までいる。卵生又は胎生である。
共通の特徴とされていた眼下骨棚は、別々の起源を持つことが明らかとなっており一般的にスズキ目の中で分割する考えが主流であった。
が、遺伝子解析の結果を含める最新の分類だと、トゲウオ目とブダイ類、ハタ類、フエダイ類など旧スズキ目の一部分類群と再編し再びカサゴ目として独立させる分類が主流となりつつある。