概要
硬骨魚綱・カサゴ目・カサゴ亜目・ハオコゼ科に属する海水魚の一種。
本州中部以南、和歌山県以南/インド洋~朝鮮半島南部に分布する。
全長10cm。
頭部にある棘は鋭く尖り、前鰓蓋骨に5本の棘がある。背鰭は目の背上方から始まり、第2~3棘は長くて、それらの鰭膜は深く切れ込む。臀鰭の棘は3本、腹鰭の軟条は4本。体は側扁し、殆ど鱗がない。背側面は淡い褐色、腹面は赤い。背鰭の第5~8棘の基底部に暗褐色斑がある。内湾の砂地やアマモ場、岩礁域に群生する。主に小型の甲殻類を食べる。
背鰭の棘には毒があるので、刺されると甚だしく痛い。産卵期は7~8月の夏季で、分離浮性卵を産む。食用にはされないが、色彩と形が派手なので、水族館等で観賞魚として喜ばれる。
主なハオコゼの仲間
ハオコゼ属
- ハオコゼ(メイン画像)
ツマジロオコゼ属
- ツマジロオコゼ