概要
硬骨魚綱・カサゴ目・コチ亜目・ホウボウ科に属する海水魚の一種。
北海道南部以南、南日本/東シナ海、南シナ海、インドネシアに分布する。
全長20~40cm。
大きな胸鰭を開閉させて泳ぐ様子が鳥の羽ばたきに見える事から、英語ではホウボウの仲間をSea Robin(海のコマドリ)と呼ぶ。
特徴的な糸状の鰭は、海底の餌を探るのに使われているほか、一部は海底を歩くのにも使用する。
胸鰭は翼のように大きく、鮮やか。おそらく威嚇か何かに用いられると思われる。腹鰭は糸状で、海底を「歩き回る」ことが出来る。鰾を使って音を出すことができ、「ぐぅぐぅ」と鳴く。このことから書籍などでしばしば「鳴く魚」「喋る魚」として紹介されることがある。
食用魚としても知られ、肉質での分類は白身魚。味噌汁などで食べることが多いが、新鮮なものであれば寿司や刺身でも美味しく食べられる。
ホウボウの仲間
ホウボウ属
- ホウボウ(メイン画像)
カナガシラ属
- カナガシラ
- トゲカナガシラ
- カナド
キホウボウ属
- キホウボウ