概要
『封印の剣』『烈火の剣』『覇者の剣』に登場する国。
王政ではなく、複数の領主が各々の領地を治める形式を取っている。領地間は不可侵が原則だが、有事の際は一枚岩としてこれを撃退する盟約を結んでいる。
領地
フェレ
『封印の剣』『烈火の剣』に登場。
侯爵はエルバート→エリウッド。嫡子はエリウッド→ロイ。
詳細は当該記事を参照。
オスティア
『封印の剣』『烈火の剣』に登場。
侯爵はウーゼル→ヘクトル。嫡子はヘクトル→リリーナ。
詳細は当該記事を参照。
キアラン
『烈火の剣』に登場。
侯爵はハウゼン。嫡子はラングレン→リン。
キアラン侯はエルバートと友人関係にあるため、フェレとは親交がある。また、詳細は不明だが、アラフェンとも親交があると語られている。
ハウゼンの没後、リンの意向で領地はオスティアに移譲され、『封印の剣』『覇者の剣』の時代にはすでに存在しない。ケントはオスティアの管轄下となって以後も、監督官として駐留していることが単独EDで語られている。
ラウス
『封印の剣』『烈火の剣』に登場。
侯爵はダーレン→エリック。
アラフェンの西に位置し、キアランに隣接する、水と緑に恵まれた領地。
『封印の剣』では、盟約を反故にしてベルンに寝返っており、リキア同盟が一枚岩だと思っていたロイに動揺を与えている。
『烈火の剣』では、エフィデルの甘言に乗せられてオスティアに対する反乱を企て、のちにキアランを急襲。この時代の侯爵家は「領民を奴隷扱い」「侯爵は好色なだけの爺さん」「エリックは策士を気取ってるボンクラ」と散々な言われようで、フェレに逃げ出す領民まで現れている。
サンタルス
『烈火の剣』に登場。
侯爵はヘルマン。嫡子は不在。
キアランに隣接する領地。サンタルス侯はエルバートと友人関係にあるため、フェレとは親交がある。
オスティアへの反乱計画に一度は加担するも、途中で降りるとエフィデルに宣言したことでヘルマンが暗殺されている。跡継ぎのいないサンタルス侯爵家のその後は不明。
トリア
『封印の剣』に登場。
侯爵はオルン。
オスティアの南東に位置する。トリア侯はヘクトルの従兄弟にあたる人物のため、オスティアと親交がある。
オスティアへ向かう中継地として立ち寄るも、執事のワグナーに罠を仕掛けられている。キャスの情報提供もあって、間一髪で回避し、館の制圧に成功する。
カートレー
『烈火の剣』に登場。
侯爵は未登場。
キアランの北に位置する、隣接した領地。
リンがニニアンやニルス、エリウッドと初めて出会う領地。このとき、ヘクトルもエリウッドとの待ち合わせのために来訪している。
タニア
『烈火の剣』『覇者の剣』に登場。
侯爵は未登場。嫡子はティーナ。
『烈火の剣』では、キアラン領に隣接する領地として名前が挙がるのみで、実際に訪れることはない。
『覇者の剣』では、アルが最初に訪れるリキアの領地。ここでベルン軍の蛮行を目の当たりにし、戦いに身を投じていく。
トスカナ
『烈火の剣』に登場。
侯爵は未登場。
キアランに隣接する領地として名前が挙がるのみで、実際に訪れることはない。
アラフェン
『封印の剣』『烈火の剣』に登場。
侯爵は名称不明。
フェレの北に位置する、オスティアに次ぐ大きな街。詳細は不明だが、キアランと親交がある。
『封印の剣』では、ヘクトルがこの地でブルーニャ、ナーシェン率いるベルン軍に応戦、戦死している。
『烈火の剣』では、サカ部族を毛嫌いする侯爵によって治められており、キアラン領までの助力の申し出を一度は了承するも、リンを見るなり態度を一変させる。サカ部族が嫌いになったのは、かつて片想いしていたマデリンが、ロルカ族のハサルと駆け落ちしてしまったため。
コンウォル
『烈火の剣』に登場。
侯爵は未登場。嫡子はレイモンド。
侯爵家はエリウッド編/ヘクトル編の2年前に取り潰されており、すでに存在しない。領地のその後は説明がなく不明。
ラグナ
『覇者の剣』に登場。
侯爵はドバノン。嫡子はセルディア。
ベルン軍の襲撃で弓部隊全滅後、ジード飛竜隊の追撃を受けるも、アル一行の活躍によって撃退に成功。
ウォード
『烈火の剣』『覇者の剣』に登場。
侯爵はランウォード。
ウォード侯はティーナの叔父にあたる人物のため、タニアと親交がある。
『烈火の剣』では、ワールドマップ上に「Worde」と名前が確認できるのみで、物語には全く絡まない。
『覇者の剣』では、ベルン軍の襲撃を受けて壊滅し、侯爵も一度は生き長らえるものの、最終的には命を落としている。
リルデ
『烈火の剣』に登場。
ワールドマップ上に「Ryerde」と名前が確認できるのみで、物語には全く絡まない。それどころか、名前が挙がることすらないため、読みが合っているかも不明。