太閤左文字(刀剣乱舞)
たいこうさもんじ
刀については→太閤左文字を参照。
公式Twitterの紹介
筑前の刀工、左文字の短刀。
そして、彼もまた己の在り方を問う左文字の一振。
悲しむ在り方も、楽しむ在り方も。
豊臣にまつわる名を授けられれば、それに応えようと励む。
性能
容姿
白がかった黄緑色で、桃色のメッシュが入った小さく結んだ髪に硝子を思わせる小さな水色の瞳を持つ。
戦装束は刀派共通の金と黒を基調とした袈裟に和服。両耳には兄達と同じ色の房飾りのピアスをしている。
袈裟の裏は蔓と瓢箪の模様がある青と緑のグラデーションのデザイン。猿の尻尾を思わせる房飾りが特徴的で、派手な色合いは一期一振同様元主の影響なのだろう。
刀紋も経歴を表すように元主の桐紋の中央に『左』の文字と徳川の紋である葵の葉。
ほんわかとした印象を漂わせるが……。
キャラクター像
人なつこく、のんびりとした落ち着いた性格。
その可愛らしい見た目とは裏腹に一人称は『儂(わし)』。
猿扱いされるのを嫌っていることが台詞の数々から窺える一方で、元主の一人である豊臣秀吉を意識したような態度を取る。
誉台詞から見るに、そう振る舞おうと言い聞かせているようだ。
左文字兄弟とは仲が良く、彼らにアダ名をつけるほど。回想ではそれぞれに微笑ましい関係が明らかとなっている。
その一方、戦となると目を細めて笑みを浮かべた、好戦的な性格が露わになっている。
太陽のように明るい一方、秀吉の残虐な一面を感じさせる台詞もある。
戦闘開始台詞の「水攻めか、兵糧攻めか……」は、秀吉が指揮した「三木の干殺し」「鳥取の飢え殺し」「高松城の水攻め」と呼ばれる、凄惨な籠城戦(秀吉三大城攻め)を指していると思われる。
真剣必殺では、修羅の如く殺気溢れた表情を浮かべており本体の刀を口に咥えたスタイルをとる。その鬼気迫る迫力は、兄弟達と遜色ない。
また昂っている事もあってか、「おみゃーは滅多刺しだがや!」と、バリバリの名古屋弁が飛び出している。
演:北乃颯希
「天伝 蒼空の兵 大坂冬の陣」にて登場。物語において重要な役割をつとめる。
徳川家康の傍らにあり、「子猿」と呼ばれて目をかけられていた。
「見慣れない不審なやつ」として鯰尾藤四郎達に監視されていたが、逆に覗き見られている事に気づき、徳川陣営の兵士達と共に追いかけてくる。
一度刃を交えた鯰尾を「ずおっち」、骨喰を「ばみっち」と呼んで二人を当惑させた上、同じ本丸の仲間であると語った。しかし当の二人はおろか、共に出陣した山姥切達でさえ彼の存在を知らず、一同は困惑する。
その後色々あって誤解は解け、「未来の本丸から、単独でこの時代に遊びに来た刀剣男士」である旨が判明。
しかし集まった一同の中に、太閤が唯一「会った事のない」刀剣男士がいた……。
何故徳川家康の傍にいるかを説明する際、「承知のすけ~!」の掛け声と共に、突発ミュージカル「太閤左文字劇場」が展開。
やたらコミカルな状況説明の末、二条城会見後に家康を狙った時間遡行軍を撃退した事で用心棒に雇われていた事が明かされた。
家康の事を「権現様」と呼び懐いており、自分は神になるつもりはないという家康にも「権現様は、権現様だから!」と無邪気に告げている。
兄弟である宗三左文字と再会した時は喜びを露わにし、何かにつけて達観した風のある宗三が珍しく頬を綻ばせて応じるなど、微笑ましい間柄が明らかとなった。
終盤、豊臣縁故の刀でもある事から、豊臣秀頼を守る為に戦う。その中で「太閤」の名を持つ刀として、一期一振と共に、今は亡き秀吉の「願い」を秀頼に伝えた。