すばゆめ
すばゆめ
ーがんばれよ、ゆでダコ
ーーその呼び方やめてよね!
概要
「すばゆめ」はアニメ「アイカツスターズ!」の主人公・虹野ゆめと男子部トップアイドルグループ・M4のひとり結城すばるとのNLカップルリングタグ。
ゆめはS4、すばるはM4と互いに学園のトップアイドルである。(51話以降)
すばるが2歳年上。(1期は中3と中1、2期は高1と中2)
初めての出会いですばるはゆめに「ゆでダコ」とあだ名を付ける。以降なにかにつけてちょっかいをかけつつも気になる存在のよう。時には先輩アイドルとしてアドバイスを与えることも。
一方のゆめは歌組S4のトップアイドル・白鳥ひめに夢中で、M4の存在すら当初は知らず、また知ってからも特にブレることなく何かとからんでくるすばるに対して喧嘩腰になることも。
しかしその様も傍から見ると痴話喧嘩に見えるようで、ゆめはすばるの熱狂的なファンである早乙女あこからジェラシーを(一方的に)抱かれていたりする。
が、そんな関係も互いのアイドルとしての実力を知っていくうちに男女を超えたライバル関係へと変化していく。その中で、すばるはゆめを異性として意識している事を自覚していくが…。
アニメ(ネタバレ注意)
1期(〜50話)までは結構関わる場面があり、ゆめとすばるの出会いから2人の関係性が大きく変化していくところまで1年間の中でしっかりと描かれている。
2期以降(51話〜)はエルザフォルテらヴィーナスアーク勢の登場もあり1期に比べると絡む描写は減るものの、まちまちゆめ関係ですばるも登場するため交流はあるものと見られる。
ちなみにOP1「スタートライン!」、OP3「スタージェット!」では数秒ではあるもののすばゆめのカットがある。
各話すばゆめリスト ※ネタバレが含まれています
すばゆめを解説するにあたって、本作の内容も細かく記載しております。
1話
ひめに夢中で知らぬ間に男子部の敷地に入ってきていたゆめはすばると出会うこととなる。(ゆめが木から落ちてくるのをすばるが下になり助けた)
この時ゆめは四ツ星学園に男子部があることを知らず、すばるに対し「警備の人を呼びますよ」と喧嘩腰になるのだが、すばるは学生証を見せ,男子部の敷地にゆめが入っていることを教え、逆に「警備の人、呼びますよ」と言い返す。これによりゆめは真っ赤に。これがきっかけでゆめは「ゆでダコ」と呼ばれることになる。
3話
ゆめが歌組のオーディションに向けて練習中、すばるに出会い、助言をもらう。
その後すばるはしっかり組決めオーディションをM4の仲間とともに見に来ている。
6話
共演したドラマですばるがゆめを抱きしめるシーンがある。周りから本当のカップルのようだと言われるが、ゆめは周りの言葉を「ありえない」と一掃。対しすばるは少し悲しげな表情で「失礼だろ」と答える。
10話
ゆめのファーストライブ。なかなか席が埋まらず誰のために歌えばいいのかわからなくなってしまったゆめにすばるは、自分のファーストライブの観客はたった1人だったこと、人数関係なく、目の前の人を楽しませることが大事だと先輩アイドルとして助言する。
更にゆめのファーストライブを観客の1人として見に来ている。
13話
学園制作の映画で共演。ゆめの相手役が望だったため、すばるは望から「もしかして嫉妬した?」と聞かれる。「まさか。演技だろ」と答えた…割に表情はちょっと不機嫌なすばるだった。
17話
M4の番組にゆめ達がゲスト出演する。
トーク中,ゆめが小学生時代にバレーボール部に所属し、皆勤賞だったことを自慢すると、すばるはイジりつつも感心していた。
18話
アイカツアイランドのオープニングステージを飾る新人アイドルを決める「フレッシュアイドル大投票」が行われる。中間発表で順位が圏外だったゆめは、自身で企画したライブでランクインを目指す。
結果、ライブで実力以上の力を発揮しランクインしたゆめだったが、ライブ後は体力を激しく消耗し立つことすらできない状況に。そんなゆめにすばるは「こういうことはよくあるのか」と聞く。いまいち意味がわからないゆめ。
すばるは、1年生時のひめにも同じ症状が起きていることを確認する。ひめ、ゆめが持つ謎の力について勘づき始めていた。
ちなみに、2人で話しているところにローラと小春が駆けつけた時,小春が「お邪魔?」と尋ねると息ぴったりで否定していた。
27話
ある夜,すばるは帰りが一緒になったひめに、今ゆめに起きていることが1年の時のひめにも起きていなかったかと尋ねるが、はぐらかされてしまう。
その後、これ以上ゆめの事情について関わろうとしないでほしいと学園長に頭を下げられ、気になってもゆめに近づけない状況になってしまう。
28話
ハロウィン回。
すばるはゆめの「トリックオアトリート」を微妙だと評す。…のだが、なんだかんだゆめにチョコをプレゼントしている。チョコ1枚という少なさ故、ゆめは不満を顔に出すと、すばるはあっかんべーで返している。
また、「ゆでだこのコスチュームではないのか」とゆめをイジっている。
32話
すばるが、小春のこともありゆずこしょう(アイカツスターズ!)としてのステージにも不安が募るゆめを勇気づける。
ライブ後にゆめは、みんなに笑顔を届ける立場なのに,逆にファンから笑顔をもらってしまったとすばるに伝える。それに対して、たまにはそれもいいんだと伝えると同時に、もらった分はこれから返していけばいいと彼は答えた。ゆめはそれに笑顔で同意するのだった。
35話
不思議な力についてひめから聞かされたゆめ。アイドル生命を絶たれるかもしれない恐怖で、精神的に不安定になり、食事すら喉を通らず、ついには涙を流してしまう。
そんな彼女の様子をみて、すばるは「見てられないな…」とつぶやく。
そんな時,ひめと一緒に立つことを命じられたステージ。
一旦成功に終わるものの、今後1人で歌うことができるのかと悩むゆめだった。
36話
1人で歌うことへの恐怖を克服しきれないゆめ。
そんな中、学園長に厳しい課題を出される。しかも、達成できないと退学だというもの。
不安なゆめだったが、協力してくれる仲間や先輩,そして不思議な力を持っていた雪のように儚い流れ星との関わりを通してようやく自分に自信が持てるようになる。
課題を達成する為のライブ当日、すばるはゆめの楽屋に出向く。
最近酸っぱそうな顔ばっかりだったからと「酢だこ」とゆめをからかいつつ、「俺も頑張るからお前も頑張れよ」とゆめに伝える。笑顔でそれに答える彼女の表情にドキッとしてしまうすばる。
ゆめは最高のステージを成功させ,ついに壁を乗り越えたのだった。
(その様子はM4の面子に盗み聞きされており,彼はいつものごとくからかわれていた。)
37話
最強すばゆめクリスマス。
あこの為にM4にイブの予定を聞きに行くゆめ。すばるに突進するのだがこれまた顔が近い。
ゆめのイブの予定を聞いたすばるは彼女に「がんばれよ」と伝える。「そっちもね」と返すゆめ。
そしてイブ当日の夜。ゆめもすばるもお互いの仕事を終え、大きなクリスマスツリーの前で会うことになる。2人は,現状に満足せずもっと上を目指したいと、同じ思いを語り合った。彼女は、ツリーの1番上で輝く星のようになりたいと、目を輝かせ、彼はそれを見て微笑む。
…あちらの方から、ゆめを呼ぶ声。ゆめはその場を立ち去ろうとする…が、お約束の如く床に滑ってこけてしまう。
咄嗟にゆめの下に入り、出会いの日のように彼女を助けたすばる。
なんだかんだいつも守ってくれる彼の優しさを目の当たりにし、ゆめは満面の笑みで「ありがとう、すばるくん!」と伝えた。
すばるが恋に落ちた瞬間だった。
立ち上がった彼の顔は真っ赤で、まさにゆでダコ。いつもと逆の立場になってしまった。
「メリークリスマース!」ーーゆめが立ち去った後,すばるは高鳴る自分の胸の鼓動を感じる。
彼はこれが恋だと自覚しきれていないが、虹野ゆめ、1人の女の子がとても気になる存在になってしまった。
38話
仕事の移動中、熱心にわざわざ録画したゆめの出演している正月特番を見るすばる。
M4からイジられ、咄嗟に「別に好きとかじゃないから」
誰も好きだなんて言ってないと朝陽に突っ込まれてしまう。
43話
最強すばゆめバレンタイン。
笑顔のゆめちゃんがうつるカットと被せて、「気がついたら、いつも目でお前を追っていた…。好きだ。」途中からすばるの演技シーンに変わる。心情の変化があったのか演技が変わったといわれるすばる。「ただすこし…あいつのことが…」浮かんでくるのはクリスマスの日のゆめの笑顔だった。
その後、ゆめとの共演が決まり、資料と渡し、アドバイスをするすばる。
ゆめは感謝感激!といったようす。
バレンタイン当日の共演した番組はどちらも成功を収め、静かな夜がやって来ていた。
男子寮の前に現れたゆめに連れ出され、すばるはどうしても渡したかったんだというチョコを受け取った。
「友チョコってやつ…?」「ううん…友チョコっていうより、特別だから」
中に私の気持ちが書いてあるから開けてみてと言われ、ドキドキしながら開けるすばる…
チョコに書かれていたのは「ライバル決定!」……拍子抜けしたすばる。でもここから2人はアイドルとしてのライバル関係に!
2人で星空を見つめ、バレンタインの夜は終わりを迎えた。
49話
27話のことについて学園長から謝罪される。
すばるは「あいつらが今、最高のステージができているなら俺はそれでいい」と述べた。
50話
すばるからゆめに「S4おめでとう」の言葉。
「これからが本当のライバルだ!」「のぞむところだよ!」
61話
すばゆめかなあこダブルデート。
あこの為のデートなのであまり深くは絡まない。
69話
すばゆめが連絡を取り合っていることが判明する。
83話
学園祭でたこやき屋台を出しているゆめに「共食いじゃん」と話しかけるすばる。
なんだかんだ「売れ残ると可哀想だから買ってやる」と購入。しかも大量に買わされていた。
87話
ゆめたちのクリスマスの準備を手伝うべくほんの少しだけ登場。しっかりすばるくんはゆめの前をキープ。
88話
空港のモニターで特番に出演するゆめを見ているすばる。居合わせた幼女先輩と微笑み合う。
純粋にアイドルを好きでいる素直なすばるが見られる。
そして、かなたに「やっぱアイドルっていいな!」と話しかける。
96話
セリフはないが、アイカツランキング決勝トーナメントのゆめの結果をM4みんなで真剣に見つめるカットがある。
ーー続きは俺が世界一になってから
99話
ラストすばゆめ。
いつのまにか男子部の敷地に入って来ていたゆめをすばるは呼び止める。
すばるは自分の気持ちに一区切りつける為、お別れだと言う。
ゆめのステージを見て、自分ももっと世界で活躍しなければという思いが生まれたこと、
ゆめと肩を並べられるアイドル、世界一のアイドルになるまでアイカツに集中し、ゆめに対する想いは我慢することを告白。
「そっか、ライバルだもんね!」 ほぼ告白だったのだが鈍感ゆめちゃんは気づかず…。
勇気を振り絞ったのに完全スルーされたすばるは驚く通り越して呆れてしまう。
「違った?!」と焦るゆめの頬をひっぱり、続きは自身が世界一になってからだというすばる。
「じゃあな、虹野ゆめ。」
少し悲しそうな顔で去っていくすばる。彼の言った「気持ちの問題」…ゆめは、自分の今持つモヤモヤと照らし合わせることになる。
(当然ながらM4の3人はこの現場を見ておりました。そして当然ながらすばるくんはイジられていました。望くん「いいな〜、青春だよね〜!」)
劇場版(ネタバレあり)
ローラと喧嘩したことを記事されたゆめは、かなたに事実なのかと聞かれて「はい…」と肩を落とす。
望、朝陽、かなたの3人はゆめに、「喧嘩くらい気にすることではない」「僕たちもよくする」と励ましの言葉。
そこで朝陽が、「喧嘩するほど仲がいいってやつ?ゆめちゃんとすばるくんみたいに?」と!!
これには2人揃って否定する。(「ほら、タイミングばっちり」と3人に笑われる)
すばるはゆめへアイドルとしての助言をすると同時にデコピン。
その言葉に感化され,ゆめは今できることを頑張ろうと心を入れ替える。
フォトカツ(M4シナリオ、メッセージのネタバレあり)
M4シナリオ
M4のシナリオには少しだけゆめが登場。
M4が今後世間でより多くの人に認められる為の試練ともいえる企画を持ちかけられ、リーダーとしての責任感故にメンバーとすれ違い、1人で悩んでしまっていたすばるはついゆめにも八つ当たりのような態度をとってしまう。
最終的に、M4のわだかまりも解け、すばる自身も一段階成長し、企画も大成功。
その後、すばるはゆめに、少し照れつつ「この間は八つ当たりみたいなことをして悪かった」「おわびとしてランチくらいをおごってやる」と。
ゆめちゃん大歓喜。
(はたまたその様子を見ていたM4の3人もすばるの奥手さに苦笑いしながらもにっこり)
フォトカツで登場したすばるのPRは、ゆめへのホワイトデーのお返しのお話。
だからちがうって朝陽、かなた!これは、ほら!
バレンタインにあいつがチョコわたしてきた
だろ?もらいっぱなしっていうのもなんだし!
別にそんなつもりで用意したわけじゃ……って、
ゆでタコ!?お前なんでここにいるんだよ!?
望といるってことは…、お前らの仕業だな!?
(アイカツ!フォトonステージ!!より)
お返し持って来たけど、やっぱりわたすのは
四ツ星にもどってからにした方が良さそうだな。
あいつら、やたらと冷やかしてくるし。別に
そういうのじゃないんだけどな……。って、
そういうのってなんだ!?わー!今のはナシだ!
ナシ!!うん、なかったことにしておこう……。
(アイカツ!フォトonステージ!!より)
また、かなたのSR。
すばるとだんがん世界一周旅行に行った時、
移動中にすばるは日本のテレビをよく見てたな。
無意識なのかもしれないけど、見てたのはS4が
出てる番組ばっかり。アイカツ!の研究のためだ
ってすばるは言ってたけど、あれだけ見ていたら
別の理由があるんじゃないかと思ってしまうな。
(アイカツ!フォトonステージ!!より)
アイカツオンパレード!(ネタバレあり)
バレンタイン回にて久々にすばゆめ観測。
ゆめの実家である「なないろ洋菓子店」のチョコブラウニーをらき、あいねに振舞おうとしたその時、突然ゆめの持っていたブラウニーをすばるがぱくり。
真っ赤になって怒るゆめをみていつもの「ゆでダコ」呼び。
そしてM4の宣伝するチョコとどっちが美味しいかでバチバチの2人ですが…どうみてもこれです。本当にありがとうございました。
久々のすばゆめにTwitterも盛り上がった様子。
余談
スターズ43話で披露されたM4曲「僕らの奇跡」は、歌詞がすばゆめだと一部のファンから言われている。