CV:横尾まり
概要
田中芳樹の小説『銀河英雄伝説』の登場人物。外伝1,3巻に登場。
女性でありながらヴェストパーレ男爵家の当主である。「男爵夫人」というのは称号であり、結婚しているというわけではない。才色兼備でありながら精神的な骨格が強いため、もし男に生まれていたなら帝国宰相や軍務尚書、帝国軍宇宙艦隊司令長官として名を残していただろうと言われたほどの人物でもある。
また、芸術に造詣が深く7人の若手芸術家を愛人にしパトロンになっていたが、エルネスト・メックリンガーのように芸術家としても食べていけるような人物には食指が動かなかったという。
シャフハウゼン子爵夫人(ドロテーア・フォン・シャフハウゼン)とともに、貴族の後ろ盾がないアンネローゼの数少ない友人の1人だが、毒舌家としても有名で、ある貴族は彼女に対して「女のくせに横紙やぶりな」と非難されると「男のくせに女の悪口を言う以外に何の能もないの!?」と反撃されて、その貴族はしばらく社交界に顔を出せなかったという武勇伝を持つ。そのため、ラインハルトやキルヒアイスはいろいろな意味で頭が上がらない人物であった。
マグダレーナの学校で古典音楽の講師を務めていたのがヒルデガルド・フォン・マリーンドルフの母で、彼女の死後も娘であるヒルダと親交があった。