概要
裏格闘技団体煉獄の闘士にして、A級闘士の一人。通称「パリの死神」。
拳願会・煉獄対抗戦にて参加メンバーとして招集を受ける。
甘いルックスと軽いノリが特徴の若々しい青年。社交性も高く、誰とでも気軽に接する一方、心の底では煉獄での戦いを遊びと称しており、殺し合いを求めている節があるなど、不審な点も多い男。
ハマった時は「キング」ロロン・ドネアも認める強さを見せ、煉獄上位陣クラスの瞬発力を誇るが、A級での勝率は4勝9敗、B級への降格も経験しており、仲間内でも「数字だけならもっと上のA級闘士がいる」「ムラが激しい」と代表選手として相応しいかを疑問視されている。
本編での活躍
以下ネタバレ注意
初登場は4巻。豊田の招待にて煉獄に赴いた山下商事と偶然遭遇。弓ヶ浜、呂天と行動を共にしており、弓ヶ浜によって引き起こされた一触即発の状況の中、殺気を放つ龍鬼に触発された結果、モノローグにて殺し合いを好む本性が晒され、言外に煉獄の仕合を遊びと称した。
対抗戦開始後は他の闘士と共に観客席にてリアクションを主に担当。しかし第五仕合決着後、ナイダンの劉に対する「ニコラに気を許すな」という助言により、不審な影が垣間見えるようになる。
第九仕合にて阿古谷を対戦相手に参戦。戦いの開始を待たず、握手代わりに平手打ちを食らわせ、左腕に一撃。詳細は不明ながら阿古谷の左腕の感覚を一時的に消失させるという奇怪な技術の片鱗を見せる。
その後、兄ギロームの口より語られた経歴にて、元軍の特殊部隊所属であったことが判明。しかし、とある紛争地帯に派遣された際、民間人・特殊部隊問わず大量虐殺を行ったことで国から命を狙われることとなり、裏社会を隠れ蓑としている模様。
仕合では自己流の創作武術「殺破手」、人類最高峰の反射神経を得物に阿古谷を苦しめるが、反射速度は僅かながら阿古谷に劣り、打ち合いは分が悪い──と思いきや、仕合前に見せた感覚を消す技術を阿古谷に使用。片眼が見えなくなった隙を突き、鋭い一撃を見舞う。
使用武術
殺破手
ニコラによる創作武術。ベースとなるのはフェンシングであり、そこにフランス格闘技サファーデの動き、空手の要素をミックスしたニコラ流フランス空手。
ニコラのリーチが身長より10センチほど長いことから、ベースとなるフェンシングとの相性は良い模様。