概要
史上最大の飛翔動物とされるケツァルコアトルスと同じ翼指竜亜目(プテロダクティルス類)アズダルコ科に分類される巨大な翼竜。 約7600万年前の白亜紀にカナダ西部に棲息していたとされる。
化石自体は30年前にアルバータ州で出土していたが、当初は部分骨格が発見された程度で研究者からも新種とは考えられておらず、従来の翼竜と見られていた。
だが2019年9月にイギリスのロンドン大学クイーンメアリー校の研究班によって精査された結果、従来のアズダルコ科の翼竜にと異なる新種の化石と特定され、晴れて新種の翼竜として発表された。
名称(学名)の意味は「北風の凍れる竜」。
翼を広げると最低でも5m、最大で10m近くにもなり、ケツァルコアトルスと同等の巨体を誇る。
棲息地域では頂点捕食者として君臨しており、小さな恐竜を含むほぼ全ての物を食べていたと考えられている。