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編集者:es0807
編集内容:ニシキヘビが起こす人身事故についての話なのでニシキヘビの項目に書いているわけですが……、大本の記事が何かとアナコンダと比較するものだったので、残したのがかえって誤解を生んだかな? というわけでこの際バッサリ整理し、ニシキヘビの危険性についてのみ述べる内容に変更。これなら文句はないでしょう。

概要

爬虫綱有鱗目ヘビ亜目の内、ニシキヘビ科に属する大蛇の総称。英語ではパイソン(Python)と呼ぶが、これはギリシア神話に登場する怪蛇ピュートーン(ピュトン)に由来する。

  • ニシキヘビはボア科の亜科とする説もあるが、環境省では特定動物リストの見直しに伴い、2021年現在独立した科=ニシキヘビ科として分類している。

体は太くて長く、蛇の類でも最大級の種を含み、全長は2mから10m近くにまで及ぶ。

体色が派手で、黄褐色の地に赤褐色または黒褐色の斑紋をもつ種が多い。オスの肛門の両脇に後肢の痕跡があるのが特徴。肉食性。

一部の種では、メスが産んだ卵を自らの身体で巻き付け、保護する行動が知られている。

アミメニシキヘビ・ボールパイソン・アフリカニシキヘビなどの種が存在する。

多くのニシキヘビ属は特定動物に指定されているため、2021年現在、ペットとして飼育することはできない。研究などの目的でも、特別な許可が必要である。

ニシキヘビの危険性

ニシキヘビ属は最大9.9mという公式記録を持つ、世界最大の蛇である。さらにアフリカからインド、インドネシア、スリランカ、フィリピンなど広大な生息域を持ち、そのため人間と接触する機会も多い。

恐ろしいことに、インドネシアでは人が行方不明になった後で丸々と太ったニシキヘビが発見され、腹を裂いてみるとその人の死体が出てきた、という事件が実際に起こっている。これらはいずれも最大種のアミメニシキヘビによるものである。

その原因として、樹上生活を送るアミメニシキヘビが森林開発により住処を追われ、餌に困って人を襲ったのではと推測されているが、詳しくは解明されていない。こうした事故は1年に1度程度の割合で報告されている。

ただしニシキヘビによる人身事故を総合的に見れば、その多くはペットとして飼われていた個体が管理不備により脱走して起こしたもので、被害者の死因はいずれも噛み付きによる失血か締め付けられての窒息である。

日本でもペットが脱走して周囲に危険を及ぼす事態は決して珍しいものではない。2021年5月にも横浜市で3.5mのニシキヘビが脱走し、周囲に警戒を呼び掛ける騒ぎが起こるなど、飼育者の管理意識やモラルが問われている。

主な種類

  • アフリカニシキヘビ
  • アミメニシキヘビ
  • インドニシキヘビ(インドモルルスニシキヘビ、ビルマニキヘビとも)
  • ボールパイソン

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編集者:es0807
編集内容:ニシキヘビが起こす人身事故についての話なのでニシキヘビの項目に書いているわけですが……、大本の記事が何かとアナコンダと比較するものだったので、残したのがかえって誤解を生んだかな? というわけでこの際バッサリ整理し、ニシキヘビの危険性についてのみ述べる内容に変更。これなら文句はないでしょう。