概要
学名の意味は「骨質の歯を持つ鳥」。
現在の海にはアホウドリ、カモメ、ウミスズメなど様々な種類の海鳥が進出しているが、ケナガマンモスが地上を歩くより遥か以前…恐竜が絶滅して間も無い頃は、この仲間が有力な海鳥として隆盛を極めていた。
オステオドントルニスはその中でも最大級の鳥類で、現存する最大の海鳥・ワタリアホウドリ(翼開長3m)の2倍はある大きな鳥であった。魚を捕らえる為、嘴の縁に歯のようなギザギザがあるのが特徴である(学名はこの嘴に由来)。因みに、ペリカンのような発達した喉袋はあまり持っていなかったらしい。