古典部
こてんぶ
概要
作品の主な舞台となる神山高校は、部活動の盛んな進学校であり、古典部も数ある文化系部活動の一つ。部の歴史は30年以上にも及ぶが、物語の開始時点では3年連続で部員がおらず、奉太郎らの学年で入部者がいなければ廃部決定という状態であった。
最後の部員の卒業後に部室まで変わっていたため、部の目的はほとんど見失われている。
部室は校内でも最辺境たる、特別棟4階のいちばん奥にある地学講義室。アニメ『氷菓』における準備室設定の印象が強いが、原作では一般教室と同様に机と椅子の並んだ部屋である。なお、3年前までの部室だった同棟3階の生物講義室は、壁新聞部にあてがわれている。
姉から命令された奉太郎と「一身上の都合」で入部する動機があったえるが入部した事で一応存続したが、えるの目的は早々に解決してしまい、入部してきた他の二人も奉太郎との腐れ縁が入部動機で他の部と掛け持ちであり、「古典部」としての実情は正直まともに活動しているとは言い難い状況である。
部員
新生古典部の部長。一身上の都合で入部した名家のお嬢様。
古典部が部を挙げて活動するのは、大抵彼女が何かしら問題を引っ張ってきたとき。
活動意欲はおそらく部内で一番だが、統率能力はちょっとあやしい。
姉の青春の場を守るため、廃部寸前の古典部の救済すなわち入部を命じられた、
少々頭の切れる省エネ主義の主人公。部が平穏な時には主に読書をして過ごしている。働きたがらない作業指揮者。
部長の好奇心に学校の内外を問わず付き合うことがしばしば。
手芸部との掛け持ち部員。友人である奉太郎の入部に伴って彼も古典部へ。
無駄に博識で、面白そうな事には節操なく手を出す似非快楽主義の総務委員。
意外性をもつ人物をこよなく愛する。学業に不安あり。
想い人の里志を追って入部した情熱の図書委員。奉太郎とは腐れ縁。
辛辣かつ生真面目で、古典部の実務の多くは彼女でもっているようなもの。
漫画研究部にも所属していたが、そちらは2年生になって退部。