概要
空間と時間に干渉する物質「アーキタイプ」研究の第一人者である葦原道幸が過去に提唱した「アーキタイプ」の13番目のフェーズで、訳すると「直行対角化」となる。
怪獣の生存に必要な他のフェーズのアーキタイプを変質させる効果、すなわち怪獣を倒す力があるとされる。
紅塵を変質させるもののため、使用時は紅塵の中で起動しないと意味がない。
同じアーキタイプ研究者のベイラ・バーン(BB)および李桂英もこれの理論自体は葦原の残した資料から知っていたものの再現には至っていなかったが、日本人の神野銘が書いたレポートの理論を参考にしたことで不完全ながらも実用化の目処が立った。
ちなみにBBはこれを「アムリタの副産物の毒の方」と表現している。
初使用は脱走を試みたサルンガに対して行われ、紅塵を無数の鋭い枝状構造に変質させサルンガを串刺しにし足止めに成功したが、BBはこの結果を「失敗」と評している。
その後、施設から脱走したサルンガ相手にシヴァ共同事業体の私兵隊がこれを搭載したミサイルを使用し、先と同じ紅塵変化による攻撃でサルンガを完全に活動停止に追い込んだ。
余談
英訳すると「Orthogonal Diagonalizer」略して「OD」となり、そのサンプルの容器も1954年の『ゴジラ』に登場した「オキシジェンデストロイヤー」のものと同じというある種の過去作オマージュとなっている。
ちなみにネット公開の予告ではBBががっつりオキシジェンデストロイヤーの単語を出して銘からつっこまれている。
公式表記は「オーソゴナル・ダイアゴナライザー」だが、・を真ん中につけない表記もしばしば見られる。