概要
生まれてから没するまで一度も結婚しない人生を送ることである。
当然夭折の場合はこう呼ばれず、大体50代以降亡くなった人物がこう呼ばれることが多い。
生涯独身の人物の中には、アンディ・ウォーホルのように同性愛者であった例、ライト兄弟(彼らは妹も含めて異様に家族仲がよく、結婚に興味を抱かなかったという)のように同性異性問わず色恋沙汰に全く興味がなかったと覚しい例もあるが、アルフレッド・ノーベルや志村けんのように強く結婚を望みながら結局成就しなかった例も少なくない。
特に昔の芸能人では所属事務所や親族の反対により結婚の機会を逸することもあった。
また、恋多き男(女)として名を馳せたが結婚には至らなかったり、特定の相手と深い仲を築きながら「絶対結婚しない」と自ら生涯独身を望んだために結婚しなかった場合もある。
ただし、未婚のまま子をなす場合もあり、子孫が必ずしもいないとは限らない。
昭和時代には女性が結婚しても仕事を継続するハードルが高かったため、仕事を優先して生涯独身となった女性も少なくない(特に女性の進出が遅かったジャンル)。今いくよ・くるよなどは女性芸人の先駆者世代であったため結婚を諦めて芸に生きたが、後輩女性芸人には結婚を勧めていたという。
昭和末期以降は社会の変化や家電製品の発達などによる家事の省力化もありそのようなタイプの生涯未婚は減っている。
一般人では発達障害など昔は診断がつかなかった先天性障害や身体の病、生育歴に何かのトラウマがあったり性格的にキャパが狭いなどの自覚があり「メンタル的に誰かと暮らすことに耐えられない」などの理由で独身を選ぶ人もいる。また毒親持ちなどの事情で交際相手に迷惑がかかったりした事情から結婚を諦める人もいる。
生涯独身だった著名人
※50代以降で亡くなった人に限ります。
外国人
- ハンス・クリスチャン・アンデルセン
- アンディ・ウォーホル
- イマヌエル・カント
- エドワード・ゴーリー
- エリザベス1世
- ココ・シャネル
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- ニコラ・テスラ
- フローレンス・ナイチンゲール
- アイザック・ニュートン
- アルフレッド・ノーベル
- ホー・チ・ミン
- オーヴィル・ライト