CV:幸田夏穂
概要
国際的合弁会社「シヴァ共同事業体」に出向している女性計算化学研究者。
葦原道幸が過去に発見したという新元素「アーキタイプ」の研究を行っている。
至って理知的な性格で、たとえ相手が年下の人間であってもその才覚を認めて真摯に接するおおらかな器の持ち主。
一方、同じシヴァでのアーキタイプ研究者のBBことベイラとはソリが合わないのか、彼に向けて送ったメールには「読まなきゃ殺す(和訳)」と物騒な題を付けていた。
ペロ2が勝手にまとめてインターネットに投稿した神野銘の論文を読み、彼女に興味を持って自身がドバイで開いていたアーキタイプに関するプレゼンテーションに招待した。そのプレゼンテーションでのアーキタイプの持つ性質の実演において、それが秘める作用の原理を正確に推察してみせた銘にさらなる関心を深め、彼女を実質的な助手へと据える。
そして銘の調査と理論からさらなるアーキタイプの原理解明にはより詳細な葦原の資料が必要だとわかると、銘も連れて彼の別荘のあったイギリスのロンドンに向かったりと、本格的なアーキタイプの研究に乗り出した。
銘の分析より葦原がかつて提唱した「破局」が現実のものとなろうとしていることを知るとインドに戻ってティルダらシヴァの元に合流しようとするが、ロンドンからの脱出の途中で渋滞に嵌って動けなくなっていた所にラドンまで飛来、パニックの中で避難していた少女から逃げ出してしまった猫を助けてあげようと銘とマキタから離れた瞬間にラドンに襲われてしまう。
第10話では銘とマキタと共に食事をするシーンがあったものの、これはあくまで回想であり、インドでリーナと共にウパラ研究所に向かう銘とペロ2の側に彼女の姿はなく、その後のBBやティルダなどの人物達の台詞からあの時点で命を落としたものと思われる。
今作における主要人物では唯一明確に物語の途中で落命した人物である。