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編集者:九頭 龍怖
編集内容:大見出しに『余談』を追加。

概要

作中では誰でも知っているほどポピュラーな舟歌。

少なくとも50年以上前から歌い継がれる、海賊達の伝統的な楽曲。

海賊たちの剛毅な心意気を歌った曲で、『港・船出・海・嵐・別れ・行く船』と6番まで歌詞が存在。

メロディーは単調だが軽快で明るい為、親しみを覚えやすいといえる。

曲の冒頭や間奏に「ヨホホホ ヨホホホ」が4回入るのも特徴。

アニメの劇中でもブルックのテーマソングとして度々流れる曲で、音楽家である彼を象徴する楽曲として定着している。ブルックは51年前に所属していたルンバー海賊団で敵側の攻撃により毒傷を負ってしまい、その最後にこの歌を歌いながら息絶えている(ルンバー海賊団メンバーも歌に合わせて、各々の楽器を弾きつつ1人、また1人と息絶えていった)。

ラブーンも大好きな曲だがそれは彼に限らず、彼と同じアイランドクジラにも言える事らしく、新世界に突入した麦わらの一味一行が海中で遭遇した群れにブルックが唄ってあげた時、嬉しそうな反応を見せサウザンドサニー号を海上まで押し上げてくれた。

作詞は原作者尾田栄一郎本人によるもの。

兼ねてよりスリラーバーク編を構想していた尾田は、アニメの楽曲を担当している田中公平に作曲を依頼していた。

依頼した際には「あと1年くらいでスリラーバーク編やります」と言っていたようなのだが、実際にはスリラーバーク編突入は5年もの時間がかかったという。

ちなみに、スリラーバーク編の5年前はまだアラバスタ編が完結した頃であった。

歌詞

ヨホホホ ヨホホホ

ヨホホホ ヨホホホ

ヨホホホ ヨホホホ

ヨホホホ ヨホホホ

ビンクスの酒を 届けにゆくよ

海風 気まかせ 波まかせ

潮の向こうで 夕日も騒ぐ

空にゃ 輪をかく鳥の唄

さよなら港 つむぎの里よ

ドンと一丁唄お 船出の唄

金波銀波も しぶきにかえて

おれ達ゃゆくぞ 海の限り

ビンクスの酒を 届けにゆくよ

我ら海賊 海割ってく

波を枕に 寝ぐらは船よ

帆に旗に 蹴立てるはドクロ

嵐がきたぞ 千里の空に

波がおどるよ ドラムならせ

おくびょう風に 吹かれりゃ最後

明日の朝日が ないじゃなし

ヨホホホ ヨホホホ

ヨホホホ ヨホホホ

ヨホホホ ヨホホホ

ヨホホホ ヨホホホ

ビンクスの酒を 届けにゆくよ

今日か明日かと宵の夢

手をふる影に もう会えないよ

何をくよくよ 明日も月夜

ビンクスの酒を 届けにゆくよ

ドンと一丁唄お 海の唄

どうせ誰でも いつかはホネよ

果てなし あてなし 笑い話

ヨホホホ ヨホホホ

ヨホホホ ヨホホホ

ヨホホホ ヨホホホ

ヨホホホ ヨホホホ

笑い話

以下は眉唾の与太話である。

気楽に聞き流してほしい。

この歌、ファンの一部では物語の重大なネタバレに関係するという噂が存在する。

解釈は各所考察を参照にして欲しい。

ただ最新96巻以降、これまでの伏線を一気に回収し始める流れとなってきたため、万一にも「ビンクスの酒」もその一環である可能性は否定できない。

果たしてこの歌は、単なるブルックのテーマ曲なのか、それとも本当に秘められた暗号が存在するのか、今後のストーリーを読み解く際、頭の片隅に置いておくと楽しいかもしれない。

ミンク族と光月家麦わら海賊団とロジャー海賊団白ひげ海賊団にはクジラが重要なイメージやキーワードである事も共通している。海王類が会話で「王の誕生にクジラ達も喜ぶ」としている。

余談

尾田氏曰く「『学校の教科書に載る歌』として作った」のだが、肝心要の教科書に記載する歌には幾つか禁止ワードがあり、その1つに『酒』が入っている事を後に知った為、残念に思ったと答えている。

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編集者:九頭 龍怖
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