人物
第一部の中盤から登場する女性の麻雀打ち。博多出身。「アイ」は本名である。麻雀では「瞳」と表現する異常視力で相手の行動や表情を把握して先を読む打ち筋が特徴。
後述の来歴から、完膚無きにまで負かした相手に金の代わりに指を賭けさせ、負かした後に相手の指を切り落としてトイレに流し、その時の相手の惨めな表情を見て楽しむという下衆な嗜好を持つ。
来歴
出自は不明だが、義父から性的虐待を受け続ける日々を送り、そのさなかで後の「瞳」の能力が開花。
初登場時は高津組の代打ち・松本を圧倒、指を切り落としたのを前後してケイと勝負。序盤は「瞳」で圧倒するが、松本の叱咤激励を受けたケイの捨て身の全牌オープン打ちで心の隙を晒してからは「瞳」が無意味になり完敗した。
これを機に、ケイにリベンジするため表の世界でも勝負を重ねて龍凰位戦に参戦、決勝戦まで上り詰めてケイとの再戦を果たすも、またしても敗北した。
『人柱編』のロシアンルーレット麻雀にも登場するが、ケイが自分の頭に向けて引き金を引く瞬間に彼を守ろうとして手を出してしまう。
ケイの命は助かったが、これがチョンボと見做され、アイが代わりに自分の頭に向けて引き金を引いて死亡した。ケイは彼女の死にひどく取り乱していた。
高校時代は由紀という名の自身を慕う後輩が出来ており、彼女は『ミナゴロシ編』にて匂いを嗅ぎ分ける能力を駆使し、アイの遺志を継いで裏麻雀の世界へと足を踏み入れている。
その他
『人柱篇』の外伝作品『アイ〜もう一つの凍牌〜』では主人公を務める。
自身を打ち負かしたケイに対して「私の皇帝様」「ケイ様」と呼び、ケイのことをたいへん気に入っている。そのことから、Pixivでは一部でショタコン扱いされている。