「うん、聞いてたけど。……嘘、聞いてなかったけど」
プロフィール
呼称
概要
放課後ストライド等のPV中及び小説、漫画の『ミカグラ学園組曲』に登場するキャラクター。一人称は「私」で華道部代表(及び部長である可能性が高い)。
物静かで、喋る時には大抵「……」がつく。だが無口というわけではないらしい。ビミィには『掴みどころがなさそうに見えて、実際本当に掴みどころがない』という身も蓋もない紹介をされている。
彼の流派でもある湊川流は、正座した状態で花を生けるという変わったルールがある。だが部活中ずっと正座という訳でもなく、3分程耐えられれば問題はないそう。3分、耐えられれば。
華道部は年々部員が減っていて、現在残っているのは貞松とやる気のない幽霊部員数名のみ。その為一宮エルナが体験入部に訪れた際は嬉しそうにしていたが、彼女が正座ができない(1分が限界の様子)ことを知った途端前述の理由により相当落ち込んでいた。
赤間遊兎は一人でいることの多い彼を気遣い、よく華道部の部室に顔を出しているらしい。また、八坂ひみとも和服同士仲が良い。
ルーキー戦の際には射的の屋台を出したものの、景品が幼少の頃収集した古いぬいぐるみであることに加え、彼の営業スマイルがあまりにもぎこちなく、客はやたらと大きいミラクルマンのぬいぐるみに釣られた赤間遊兎のみしか確認できていない。そのミラクルマンを「私の宝物」と言い、イカサマ紛いのことをしてまで渡すまいとした。
子供の頃から達筆だった模様。但し自分の名前を『さだまし』と書き間違えてしまう可愛らしい一面もあったようだ。
御神楽星鎖とは仲のいい(自称)幼馴染であり、暗い過去を背負う彼女に明るさを取り戻させたエルナには、感謝の念を抱いている。
能力
花を咲かせたり操ったりする、『セルフィッシュ・フラワー』という能力を持つ。
自分の周りに分厚い壁のような花びらを高速で旋回させる。これは絶対防御の盾で、どのような攻撃でも跳ね返してしまう。だが、15分前後しか保つことができない。
アイテムは華道用のハサミと思われる。
また、花の声を聞く(会話できる?)力もある様子。
過去(小説7巻ネタバレ注意)
元々華道部は少人数ながら仲のいい部員で構成されており、優秀な貞松が主導する立場だった。
スローテンポな自分を受け入れてくれる仲間たちを貞松はとても大切に思っていたが、あるとき顧問の「お前一人でも成り立つんじゃないのか?」という軽口をうっかり受け流してしまったところを部員に聴かれ、誤解を生んでしまう。噂が悪い方向に膨らみ、結果的に貞松以外の全員が一斉に部活に来なくなった。誰にも悪気はなかったが、それがかえって貞松を苦しめることとなった。
だが中間試戦で、エルナに感化された星鎖の攻撃によって背中を押され、また部員たちと交流することに成功する。
彼の楽曲『花吹雪リフレクト』は、自身と離れていった仲間のことを唄っている。