概要
製作総指揮は、英語のエグゼクティブ・プロデューサー (executive producer) に該当。
プロデューサーのさらに上の職で、管理職・幹部に当たる。
映画の場合、製作(製作者)は通常何名もおり、どんな映画を作るかという企画から、予算、俳優、監督を含めたスタッフを集めて、映画製作のすべてを取り仕切る。
製作総指揮=エグゼクティブプロデューサーは、その人たちの全てを仕切る最高責任者である。
その役職には製作に関与する会社の社長や代表取締役等の最高権力者が就くことが多く、単に名前を貸しているだけで制作現場には殆ど関与していない「後見人」的な役割なことも多々ある。
しかし、作品によっては企画立案に関わったり、プロデューサーの上位職として積極的に制作現場に関わったり、総監督のように全面的な指揮を行うケースもある。
スティーブン・スピルバーグやジョン・ラセターなどはよく「製作総指揮」としてクレジットされている。
テレビ番組でもほぼ同様だが、フジテレビの『全力!脱力タイムズ』においては例外的に総合演出兼プロデューサーの名城ラリータが「制作総指揮」を名乗っている。この場合、エグゼクティブ・プロデューサーの意味ではないため、肩書きは「制作総指揮」であっても役職上はチーフプロデューサーの神原孝より下位に当たる。