魔導物語
まどうものがたり
魔導物語とは
経営不振によりあえなく倒産してしまった株式会社コンパイルの遺産。
現在はセガより発売されている人気落ちものパズルゲーム「ぷよぷよ」シリーズに登場するキャラクターの出典元であり、現在でもコアなファンが多数存在する。
とはいえぷよぷよの知名度が先行してしまい、「魔導物語?ナニソレ?ぷよぷよはしっているけど……」といった層の多さが悲しい。
なお、「ぷよぷよ」シリーズ自体は元々ファミコンディスクシステム及びMSX2用に作られたソフトで、その時点ではまだ対戦キャラクターは導入されていなかった。
魔導物語のキャラクターが登場するようになったのはアーケード版の初代からである。
・マジカルボイス
・ファジーパラメータ
・自動マッピング
などが売りであった。
登場人物(メイン?)
基本的に「アルル・ナジャ」が主人公として制作されている。
作品によってはルルーやシェゾ・ウィグィィ等、アルル・ナジャ以外のキャラクターが主人公になる場合がある。
それ以外のキャラについてはぷよぷよ・魔導物語・フィーバーキャラクター一覧参照
魔導物語の歴史
原点となる魔導物語1-2-3の主人公はアルルであったが、当初は名前は存在せず、開発者らには「らっこ」と呼ばれていた。
また、魔導物語1の内容(一人だけ認定試験に合格したアルルが、幼稚園の卒園試験に挑戦するもの)は後に「魔導物語 はなまる大幼稚園児(SFC)」にて卒園試験前のストーリーを大きく加えられリメイクされたが、肝心のラストの卒園試験はすぐに終わってしまう。
ディスクステーションに掲載された「魔導物語~はちゃめちゃ期末試験~」や「魔導物語~魔導師の塔~」、セガサターンで発売された「魔導物語(通称SS魔導)」等…などは賛否両論であった。
特にSS版魔導物語は従来からのファンからには不評であった。その反面HPやMPが数値化と初心者に優しい造りのRPGだったため新しい層を獲得することができた。
派生作品
ぷよぷよ以外にも魔導物語の派生作品は数多く存在する。特にディスクステーションに掲載されたゲームが多く、やはりアルル・ルルー・シェゾ・ウィグィィが題材のものが多い。コメットサマナーというウィッチが主役のアクションゲームは、PCゲームにしておくのが勿体無い程やり込める良作。
また、魔導物語により近いものとして「わくわくぷよぷよダンジョン」等がある。ダンジョンRPGでアルル・ナジャ・ルルー・シェゾ・ウィグィィの3名のうちいずれかでプレイする。セガサターン・プレイステーションで発売されたが、SS魔導と同じくらい質は高い。
また、何故か「ぷよぷよDA!(DC)」等のダンスゲームも派生形として存在する。
書籍
魔導物語はライトノベルとしても出版されている。角川魔導(スニーカー文庫)と真魔導(ファミ通文庫)が存在するが、内容は個別のもので商業二次作品である。これらの設定の派閥のゲームも存在するが、ぷよぷよや魔導物語シリーズは概ね関係していない。公式のゲームの方も同時系列で全く違うストーリーが展開されているものもある。
どちらの作品も、実際に発売されたゲームを元に書かれているもの、オリジナル要素のある作品、両方が存在する。角川ではわくわくぷよぷよダンジョンが、ファミ通ではSS魔導物語が書籍化されている。
オリジナル要素が含まれる魔導はどちらも通常のゲームや互いの作品には存在しない設定やキャラクターが存在する。共通して言える事は、どちらの作品もオリジナルキャラが大変濃い。