概要
コンパイル開発、セガが発売した、『ぷよぷよ』及び『魔導物語』のキャラクターがダンスをする対戦型音楽ゲーム。
『ぷよぷよ』関連の版権が1998年3月のコンパイル和議申請の際にセガに売却されたが、本作はセガ売却の対象外だったため、本作の版権表記は『©COMPILE 1994,1999/CHARACTER ©SEGA ENTERPRISES,LTD.』となっている。
ドリームキャスト用ソフトとして1999年12月16日に発売され、同年12月26日にはアーケード版も稼働開始した。
また、本作はぷよぷよシリーズ全体でカウントした場合、シリーズ最後のコンパイル製アーケード版ぷよぷよシリーズ作品となる(パズルゲームに限定した場合は『ぷよぷよSUN』が最後のコンパイル製アーケード版ぷよぷよシリーズ作品)。
元々は、1994年にPC-98向けに発売された雑誌形態のディスクマガジン『ディスクステーション Vol.4』に収録されたダンスゲーム『ブロードウェイ伝説エレナ』のシステムをベースにしているが、ぷよぷよDA!とはややシステムが異なる。
本作のキャラクターボイスは新録のエレナとミノタウロス以外は『ぷよぷよ~ん』から流用されている(ふたりの声優は非公表。ミノタウロスはぷよよんの長島雄一とは異なる配役である)。
システム
上下左右+☆の5ボタンで操作する。
画面下にボタン操作のタイミングを示す譜面と音符が表示され、まずはCPUがお手本としてプレイする。
その後プレイヤーはお手本どおりにボタンを操作していく。
この基本操作はパラッパラッパーに近い。
操作が正確であればあるほどより多くの『おじゃまぷよ』を相手に送ることができ、曲終了時におじゃまぷよを抱えていた方が負けとなる(自分側の“のりのりゲージ”が完全に無くなっても負けになる)。
- 余談
音ゲーの例に漏れずコンボの概念はあるが、このゲームは音符を見逃した場合に限りコンボが途切れない。
登場キャラクター
キャラクターの衣装は全員様々なダンス衣装風にアレンジされている。
- アルル・ナジャ - ストリートダンス風。原作とは異なりパンツスタイルで、ニット帽を被っている。
- エレナ・スティーブンス - レッスン用レオタード(原作と同じ)。
- すけとうだら - クラシックバレエ風。
- シェゾ・ウィグィィ - ラテン風。マラカス装備。
- ルルー - バブル期のディスコ風。髪型はポニーテール。
- サタンさま - メッシュシャツで肉体美を主張。
- ミノタウロス - HIPHOP、ラッパー風。
- スケルトンT - ブレイクダンス風。
中でもシェゾは、本作で「超絶美形ナルシスト」という謎の不治の病にかかり、露出度の高いラテン系の衣装で、原作の「闇の魔導師」とは随分異なる明るいイメージになっている(目つきも良い)。
余談だが当時の人気投票ではシェゾが一番だったらしい(ちなみに最下位はすけとうだら)。
・・・それにしてもこの闇の魔導師、のりのりである