概要
イスラームの詩に記載される神秘の島インド洋に浮かぶといわれる「ジャジラト・アル=ティニン島」に棲息するとされる幻獣の一種。
記述によれば体格は通常のウサギよりも大きく、毛の色は黄色く、最大の特徴として額に螺旋状の真っ黒な角を持つ。
その外見とは裏腹に非常に獰猛な性格をしており、例え自分より大きな獣が相手であろうとも、躊躇なくその額の角を武器に戦いを挑み、時には人間すらも襲い掛かるとされる。
また、極めて大食漢でもあり、自身の質量の何倍もある食料を貪る。
それ故、島に生息する他の動物や島民達から非常に恐れられており、真に魔術の心得がある魔女のみがこれを手懐け、無力化できるとされている事から、アルミラージが出現したと言う知らせがあると、島民達は魔女にアルミラージの駆逐を依頼すると伝わる。