概要
1990年にコナミから発売されたグラディウスシリーズの番外編であり、携帯ゲーム機で初のグラディウス作品。
1991年には第二作「ネメシスⅡ」がある。
ゲームシステム(ネメシス)
基本的には初代グラディウスと同じであり、ウェポンセレクトシステムは無い。
レーザーが短い・オプションが二つまでしか付けられないのはFC版と同じであるが、ミサイルのみ二段階のパワーアップができるのはMSXのグラディウス2の段階パワーアップと同じ。
ゲームスタートするとコンフィグ画面から始まり、『開始するステージの選択(全5面)』『難易度の選択(二段階)』『残機数設定(最大99)』『AまたはBボタンのショットとパワーアップの割り当て変更』を経て本編が開始される。
コンティニューは無いが、残機数の設定によってはゲームオーバーになりにくく頑張ってクリアする事が容易になっている。
MSXグラディウスシリーズにあったエクストラステージも存在しており、ステージ中に隠し入口がある面から突入する事ができる。
BGMは『グラディウス』『グラディウスⅡ(FC版含む)』『グラディウス2』からピックアップされており、骨面のみゲームボーイオリジナルのBGM。
ネメシスⅡ
楽曲から何から完全にGBオリジナルである第二作。スタート前にミサイル・ダブル・レーザーにそれぞれ三種類の異なる武装を選択してから出撃する「グラディウスⅢ」のウェポンエディトと似たシステムがある。
これまでのグラディウスシリーズにない展開があり、グラディウス軍の艦隊がビックバイパーを残して壊滅する衝撃のプロローグと共にステージ1が始まるのだが、なんとビッグコアにひたすら追い回され、洞窟に逃げ込んでもなお追撃してくる展開がある。謎の遺跡とボスを乗り越えた先に待ち構えていたのはまたしてもビッグコア。ビックバイパーは突如武装解除された上に拿捕されビッグコア内部に連行されたのだった…。
備考
後にコナミのゲームボーイ作品をピックアップしたオムニバス作品『コナミGBコレクションVol.1』ではグラディウスに改められた。『ネメシスⅡ』はVol.3でグラディウスⅡに改められた。
パッケージイラストはまんま『グラディウス』のものを流用している。
Wiiウェア『グラディウスリバース』は今作をアレンジしたものではあるが、内容はかなり異なる。
ちなみに海外版アーケード版グラディウスは 「NEMESIS」としてリリースされており、MSXのグラディウスシリーズにはカートリッジに小さく「NEMESIS(グラディウス)」「NEMESIS Ⅱ(グラディウス2)」「NEMESIS Ⅲ(ゴーファーの野望エピソードⅡ)」と書かれている。
また、X68000には「グラディウス2」の移植「NEMESIS´90改」なんてものが存在する。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
関連タグ
グラディウス グラディウス2 グラディウスⅡ ゲームボーイ コナミ