概要
検察室特別捜査班員。眼鏡をかけ、スーツを着こなした優男。「華麗」であることにこだわりを持ち、飄々とした物腰で、紳士的かつクールに振る舞う態度は、良守が嫉妬するほどかっこいいが、その一方ではアブない発言や、突拍子もない無茶な行動を起こすことも多い、かなりの変人。
だが、理不尽に己の命を引き換えにして抗おうとする意志は本物である。
全身を流れる自分の血液が呪力の依所であるため、肉体は非常に丈夫で、さらに血液を自由に扱い、ネクタイやハンカチなどにして形を与える事も出来る。裏会内の様々な組織に潜り込んでいたことがあり、記録室にいたこともある。頭脳も極めて明晰で、検察室には短期間しか所属していないが、そのわずかな間に「抜け道」の存在に気づいていた。
彼の実家は一族伝来の神佑地を代々長子が守護する役目を持っており彼の姉が受け継いだが、その神佑地が神佑地狩りに遭ってしまい、姉は生きがいを失って自殺してしまった。そのため神佑地狩りのことを調べたいと考えている。烏森を守る為に自分を犠牲にしようとした時音に遺された者として気持ちを説いた。
夜城と共に時音を断頭島に連れてくるが、夜城の陰謀に気付き、時音の逃亡に尽力した。彩子と夜城に追いつめられるが良守に助けられる。逃亡に成功した後は良守と時音の関係を解きほぐした(しかし良守に悪魔だと認識される)。なお閃は、時音といい雰囲気でハリウッド映画なら恋人になっていたと評している。
検察室が破壊されたため、親戚である探野耕造に調査室に雇ってもらえるよう頼みにきた。その後、総本部奪還作戦の際監視を担当しており、雪村時音を「抜け道」へと案内した。
作者曰く、妙齢以上の女性からの人気が高かったとのこと。