マンジュウガニ
まんじゅうがに
甲殻亜門・十脚目・短尾下目・オウギガニ科・マンジュウガニ属に属するカニ達の総称。
概要
いずれも甲の輪郭は横長の楕円形で、前側縁は丸みを帯び、明瞭な歯はない。甲面が滑らかな種が多く、甲域は不明瞭である。岩礁の潮間帯から水深30mくらいまでの深さにすみ、西太平洋からインド洋西部まで広く分布する種が多い。各地の磯で尤も普通にみられるのは、甲幅5cm程のスベスベマンジュウガニで、紫褐色の地に白色のレース模様をもつ。この模様は個体ごとに異なるが、どの個体でも左右相称である。やや小形であることから食用とすることは殆どないが、有毒ガニとして有名。毒性はフグ毒に近い麻痺性毒であるが、毒源は餌にあると考えられる
主なマンジュウガニ
- スベスベマンジュウガニ
- ベニホシマンジュウガニ
- アカマンジュウガニ(メイン画像)
- ホシマンジュウガニ