生まれついての悪(ジョジョの奇妙な冒険)
うまれついてのわる
「生まれついての悪」とはスピードワゴンがディオに対して言った台詞。
概要
食屍鬼街にて真実を知ったジョナサンはディオが父であるジョースター卿の毒殺を企んでいた事を公にし、警察に突き出そうとした。
しかしディオは思っていた様な反撃はせず自首すると言い始めた為、ジョナサンは拍子抜けしてしまった。
しかしディオは不意をついてジョナサンを殺そうと隙を伺っていた。
その時に同行してきたロバート・E・O・スピードワゴン が彼の真意を見抜いた。
全文
「おれぁ 生まれついてからずっと暗黒街で生き いろんな悪党を見て来た
だから悪い人間といい人間の区別は「におい」で分かる!
こいつはくせえッー!
ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーッ!!
こんな悪には出会ったことがねえほどなァーーッ
環境で悪人になっただと?
ちがうねッ!!
こいつは生まれついての悪だッ!
ジョースターさん早えとこ警察に渡しちまいな!」
「こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーッ!!」はスピードワゴンを代表する名台詞となっている。
”生まれついて”の悪
現実世界にも悪人は多くいるが、多くの悪人には悪人になってしまった理由がある筈である。
ジョースター家に引き取られるまで毒親の元で恵まれない生活を送ってきたディオ。環境が全く影響していない訳は無いが、改心する機会はいくらでもあったはずである。
だが、そうしないで他人を自分の利益のためだけに利用し、自分は純粋な悪だと自覚までする様な性格は生まれついての悪と言うに相応しいのかもしれない。
また、スピードワゴン達の住む食屍鬼街にも金の為なら何でもするワル等は多くいそうだが、住人達と比較してもディオはスピードワゴンにとって群を抜いて悪だったのだろう。