概要
東離劍遊紀の第一期におけるヴィラン勢力。主人公の殤不患・凜雪鴉一行と敵対する。
蔑天骸が創設した組織。東離の地で、宝剣魔剣の収集活動を行う盗賊集団。天然の要害・魔脊山(ませきざん)に建てられた「七罪塔(しちざいとう)」で本拠を構え、組織の居城となる。構成員は全員、黒を基調とした衣装を身に着けている。
魔脊山は三つの関門と、地形の険しさから、玄鬼宗は移動手段として魑翼(みよく)を使う。魑翼は魔界より持ち込まれ外来種の猛禽で、知能も高く、魔術師の使い魔として重用された。
神誨魔械の「天刑劍」を巡って、玄鬼宗は殤不患・凜雪鴉一行と戦うことになる。
第一期の後日談で登場する偽殤不患によれば、彼を含め生まれたばかりの赤子を誘拐し、手駒として教育する外道行為にも手を染めていた事が判明しており、戦いにおいて自分の命すら軽んじる有様から殤不患には「つくづく虫酸が走る宗門」と評されている。
構成員
技
蔑天骸直伝の剣技『枯骨』を使う。免許皆伝を授かった者だけが仮面を外す事を許されている。
武器の種類に左右されない応用性があり格上の相手も食える可能性も備えているものの、視聴者の評価は…
- 枯骨・斬血(ここつ・ざんけつ)
殘凶が使用。受け止めれば力で押しきり、回避すれば立て続けの追い討ちで逃げ場を奪う渾身の力業。ただし防御が疎かになる捨己の技でもある。
- 枯骨・砕腑(ここつ・さいふ)
獵魅が使用。全身の経絡を暴走させる事で自身を気功エネルギーの爆弾に変えて体当たりする禁断の技。実力に隔たりがある相手でも相打ちを狙える。
- 枯骨・朽心(ここつ・きゅうしん)
凋命が使用。経絡の循環を数倍に加速させる事で心肺器が停止した後も体内に気功エネルギーを残留させる技で、発動すると致命傷を負っても戦闘を続行出来るようになり、殺したと思い油断した相手に3手まで大技を繰り出せるようになる。
末路
蔑天骸を標的にした凜雪鴉の思惑と、殤不患というイレギュラーな存在の前に幹部連は全滅し、構成員もそのほとんどが戦死。
プライドを砕かれた蔑天骸は凜雪鴉を含めた世界の全ての道連れを図って自害するも、結局はその目論見も失敗し、無惨な大敗北に終わった。その後、残党が殤不患を狙う事態が起きているが、いずれも返り討ちにあっている。