概要
フルネームはムスタディオ・ブナンザ。
機工都市ゴーグ出身の若者で、機械仕掛けの兵器造りで名高い機工師ベスロディオ・ブナンザの息子。彼自身も機工士として父と同じ道を進み、地下に眠る失われた古代文明を蘇らせようと日々邁進している。兵器に限らず機械仕掛けの物に興味があり、扱っている場面では大変活き活きとしている。
聖石「タウロス」の所在を巡ってバート商会に追われる身となってしまうが、丁度そこを通りかかった主人公ラムザの一団に助けられる。その後、バート商会に捕まった父ベスロディオを共に救出した。
内乱や身分差別などの重いテーマが布かれた本作において、陽気で明るく、何処かヌケた三枚目な役どころや、後述される専用ジョブの便利さもあって人気が高く、作中の清涼剤的な存在。
特にそのジョブ性能もあってアグリアスやオルランドゥと並びメインパーティに抜擢されることも多い。
ラムザとは齢が近く、仲間になってからは良き交友関係を築いている様子が窺える。
サブイベントでは、その後も父が発掘してくる謎の品々をラムザと共に吟味しているが、このときの二人のコミカルなやりとりは必見の価値あり。
ラ「そ、それじゃあ…… ムスタディオをやっつけろ♥」
ム「あのなーっ!」
…なお、このシーンのムスタディオの最期の姿は従来のうつ伏せ姿ではなくどっかで見たような横たわりポーズだったりする。
ユニットとしての性能
専用ジョブは『機工士』。
失われた文明のひとつである、機械仕掛けの兵器「銃」の使い手である。固有アクションコマンドである『狙撃』は、「腕を狙う」「足を狙う」といった技で対象のアクションや移動を封じる事ができる強力なコマンドである。
その他
リメイク作『FFT獅子戦争』の追加イベントでは、同じくラムザの味方となった女騎士アグリアスに対して恋心を抱いているとおもわせる描写があり、彼女に誕生日プレゼントとして「ティンカーリップ(5万ギルもする高級口紅)」を贈っている。因みにこのアイテムは本作と同じく松野泰巳氏がシナリオを手掛けた『ベイグラントストーリー』からの逆輸入アイテムである。
FF14のクロニクルクエスト「リターン・トゥ・イヴァリース」第三弾「楽欲の僧院オーボンヌ」にて、1番目のボス「機工士ムスタディオ」として登場。
聖石の力を得て、スナイパーライフルを構える無骨なロボットめいた外見となっている。デザインは雨宮慶太。
おまえたちがこの先を目指したいならば、
このムスタディオ様をやっつけるンだな……いくぞっ!
本作はFFTのシナリオ・脚本の松野泰己が制作に携わっており、FFTとは似て非なる獅子戦争の物語が展開。
封印された聖天使アルテマが外部から干渉されるのを阻止する為、その魂を聖石に託し、アルテマを討滅するにふさわしい勇者を待ち続けていた。
戦闘フェーズでは弱点を解析した上で狙撃を行う「アナライズ」をはじめ、労働型巨人を召喚して攻撃するなどの多彩なギミックを持つ。
彼に勝利すると、真なる勇者の出現を喜びつつ消滅する。
しかし終盤の聖天使アルテマとの戦いでは人の姿でアグリアス、シドと共に登場。結界を張って光の戦士達を守り続けた。
14世界においてラムザ一行の物語は歴史から抹消されているが、遺失した物語ではムスタディオはムードメーカーであり、ラムザとは気のおけない物言いが出来る間柄だったという。
またこちらでも労働八号ならぬ労働七号が「封じられた聖塔リドルアナ」に登場しており、クリア報酬としてミニオン(ペット)の労働八号が一定確率で入手できる。