デルタ株
でるたかぶ
特徴
基本的な性質は大元のウイルスと変わりがないが、特筆すべきはその感染力の強さである。
従来、若年層には感染しにくく高齢者で悪化しやすいとされていたCOVID-19であるが本変異株は若年層にも強力に感染し重症化すると言う大きな違いがある。
これにより世界各国でもコロナワクチンにより一旦は収まりかけていた感染者数が再度爆発すると言う事態が頻発している。
日本でもちょうどワクチン接種の医療職・高齢者への接種が大方進みつつあった時期に広まり、30代以下を中心に爆発的な増加を招いている。
特に人口密度が高く接種も遅れ気味の東京23区では若年層の遊び人が多い世田谷区と新宿区を中心に爆発的な感染者増加を招いている。
ワクチンを2回打っていても感染する「ブレイクスルー感染」も報告されており、各製薬会社でもデルタ型対応のブースター開発を急ピッチで進めている。
予防法
基本的なコロナ対策の遵守をまず再度徹底することである。
コロナ渦の長引きにより気分のたるみで手洗いがちゃんとできていなかったり暑さからつい顎マスクをしてしまうものも少なくないが、再度基本の感染症対策を徹底しよう。
上記の通り、「これまでかからなかった若者が次々とやられる」のが最大の特徴である。
大人数の飲食はお酒の有無に関わらず、感染拡大地域では絶対にしないこと。
少人数のお茶会や飲み会でも危ないと思っていい。
外食はできるだけテイクアウトを利用してオンライン飲み会への転換を厳守すること。
12歳未満対応のワクチンは現在なく、小学生以下の感染も増えているため、子連れの帰省や感染拡大地域から出入りするレジャーも延期すること。
また、ワクチンも決して無駄ではなく「未接種の者よりも重症化リスクははるかに低くなる」という報告も多い。
体質的に受けられない事情がない場合を除き、可能であれば早くワクチンを受けた方が望ましい。