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では、始めよう…人類の…救済を

プロフィール

敵名フレクト・ターン
本名不明
身長2m
誕生日6月22日
個性反射(リフレクト)
CV中井和哉

概要

「“個性”は世代を経る毎に混ざり深化し、いずれコントロールできなくなる」とする《個性終末論》を掲げ、「人類の救済」と称して、世界中の“個性”所持者を殲滅せんと企む謎の組織・ヒューマライズの指導者。

真っ青な肌が特徴的な中年男性で、普段は赤いマントを身に纏っている。

個性

個性は『反射(リフレクト)』

あらゆるものを反射する常時発動型の個性。

外部骨格型装置「アラクネ」を用いて反射に指向性を持たせる事で、空中浮遊なども可能。

関連タグ

僕のヒーローアカデミア ワールドヒーローズミッション

治崎廻:同じく「個性は病」という考えを持つが、彼の場合は無個性者の救済ではなく自らが率いる死穢八斎會の復興を目論んでいる点が異なる。

この先、映画本編のネタバレ注意

個性保持者でありながら、なぜフレクトは無個性者の救済を目指すのか。

それには彼の生い立ちが深く関わっていた。

フレクトの『反射』は非常に強力な個性であったが、その力が強大すぎるために両親からは一度も抱いてもらえず、友人と呼べる存在もおらず、恋愛をすることも叶わない、他人どころか家族からの温もりも受けられない孤独な人生を強いられることとなった。

自身の将来を悲観し自ら命を絶とうともしたが、その個性故死ぬこともできないという生き地獄を味わうこととなる。

個性によってまともな人生を歩めなかった彼が「個性=悪」の思想を持つのは想像に難くなく、やがて世間的には俗説扱いされている《個性終末論》に傾倒、ヒューマライズを結成する。

強力な個性がフレクトの人生に深い影を落としたことは確かに不憫と言える。

しかし、彼の思想・行動は個性を敵視するあまり「個性保持者も同じ人間」である点が完全に欠落してしまっていることに尽きる。ましてや捻くれた思想のために無辜の民を巻き込む時点で、やっていることはそこらのテロリストと何ら変わりはない。

さらに彼の行動原理も結局は自身の私情によるところが大きく、《個性終末論》を標榜することで自身の思想や行動を正当化したいという思いもあったのかもしれない(もっとも、自らの私情を後付けの学説などで無理矢理正当化する点は、現実のカルト教団トップも同じなのだろう)。

彼が自身の個性を受け入れ、使いこなせるよう努力したのかは不明だが、仮にそこまで努力してもなお結果が実らず諦める形になったとしても、そのマイナスの感情を社会に向けることは八つ当たりも同然であり、許容されるべきものではない。

フレクトの過去を知ったデクが放った「あなたは…諦めたんだ」という言葉は、おそらくは自身の正当化のために世界中の人間に牙を剥いたフレクトへの怒りも含んでいたのかもしれない。

自らの個性を駆使しデクの攻撃を受け付けてこなかったが、戦闘の中でフレクトの『反射』には許容量があることをデクに感づかれ、最終的には彼のオールマイト譲りの猛ラッシュを受け続け『反射』の許容量がオーバー、猛撃を喰らったことで完全にダウンした。

許容量オーバーがきっかけなのか、ダウン後は肌の色が青から普通の肌色に変化していた。

最後は容疑者として刑務所送りとなった。

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