シテオクとは、シテオクな感情を表現する言葉である。
概要
「マイコンBASICマガジン」の「なにわ通信」コーナーにて誕生した言葉。
語源は不明であるが、曰く「嬉しいような悲しいような、どちらともつかないが、何らかの感情を含んでいる状態」であるとのこと。
状況については10段階評価が可能であり、「シテオク度3」などと表現する(状況に合わせて別な単位を使用することも可能。例えば「シテオク度100Favs」)。
発音する際は唸り声をあわせ、噛み締めるように「くぅーっ、シテオク」と発するのが正しいとされる。
「なにわ通信」は読者投稿コーナーであり(同誌巻末のメーカー情報ページのうち、電波新聞社自身であるマイコンソフトのコーナー)、このため読者からシテオクな状況を募集し、それぞれに上記の10段階評価を行っていた。内容的には概ね残念でトホホな状況と考えてよい。
同コーナーに寄せられたシテオク体験談のうち、代表的なものを「ALL ABOUT ベーマガ」より引用する。
体験談 | シテオク度 |
---|---|
暑くて買ったジュースがHOTだった。しかも4人分全部 | シテオク度8 |
店長が自分が買うものにだけ半額シールを貼ってレジにきた | シテオク度10 |
店長をネタにしたせいなのか、バイトをクビに | シテオク度9 |
コンビニで投稿ハガキをコピーしたら原稿を忘れてしまい店員に見られた | シテオク度7 |
TVのチャンネルを変えたら、変える前と全く同じCMだった | シテオク度ガッチンコ |
留守番電話に知らない人から「マーザーツー」というメッセージが入っていた | シテオク度8 |
「シテオク」を「シオテク」だと思いこんでいた | シテオク度3 |
わーい、わーいにこにこっぷん | シテオク度100 |
その後
同誌の読者には比較的有名な単語であるため、レトロゲームやレトロPCを扱うサイトで現代においても時折発言されていることがある。中でも有名なのは「伺か」のゴーストまゆらであり、実際に同誌に掲載されたもの以外にもオリジナルのシテオク体験談を発言することがあった。
なにわ通信のなにわ氏はイラスト化されていないため、現代では概ね「シテオク」のイメージビジュアルはまゆらになっている。