アスタルト

あすたると

地中海を中心に世界各日の広い範囲で崇められていたとされる女神。

概要

地中海を中心とした世界各地の広い範囲で崇められていたとされる豊穣多産を司る愛と戦いの女神。アスタルテとも。

ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテなどと起源を同じとする女神といわれており、周辺地域で信仰されていた様々な女神と習合しているという。

雷神バアルの御名とも呼ばれており、愛と戦争の女神アナトと共にバアルと密接不可分な陪神とされているが、神話では活躍らしい活躍は殆ど無い。

またアナトと同一視されていた時期もあり、最高神イル、若しくはバアルの妻とされるという説もあるらしい。詳しい詳細はこちらで。

アシュトレトとして表記される旧約聖書にも異教の女神を指す普通名詞として用いられ、地名としてもその名が登場している。詳細はこちらで。

表記名はアースティルティト。軍神で、プタハの娘とされている。詳細はこちらで。

アスタルテーと呼ばれており、アフロディーテやユーノーと同一視されていたとされる。

世界の真の統治者とされ、古い世界を破壊し、新しい世界を創造する死と再生の女神とされる。またインド神話のカーリーと同一視されていたといわれている。