概要
ティンダロスの猟犬たちの支配者である「王」の中でも最も強力な存在。別名ティンダロスの大君主。
その姿は人間の目では正しく認識できないが、おおよそ狼に似た姿として捉えられ、北欧神話における終末の獣フェンリルのモデルになったと目されている。
こちらの世界に顕現した例は今のところ確認されていないが、顕現の際はティンダロスの猟犬と同様「角」を通して現れるとされる。
「大君主」の異名は伊達ではなく、配下である猟犬たちと同じく、ヨグ=ソトースの支配する「曲がった時空」とは別の時空の存在であるにも関わらず、外なる神に匹敵するほどの力を持つ正真正銘のバケモノであり、その規格外さから外なる神の一柱に数えられることもある。
理由は不明だが、ヨグ=ソトースと「曲がった時空」に属する全てを激しく憎んでいる。
いつ終わるとも知れない長きに渡ってヨグ=ソトースと戦い続け、勝利した暁にはティンダロスと共にそれら全てを呑み込むと伝えられている。