隠球四郎
かくれたましろう
CV/小滝進(現・大滝進矢)
概要
隠球四郎とは逆転イッパツマンに登場するシリーズ初の本格的な悪役である。
26歳の若さでシャレコーベリース社オストアンデル支店の支店長であり、業績トップを上げている。性格は冷徹非情であり、万年業績最下位のオストアンデル北部支社のムンムン達を見下し小馬鹿にしている。目的の為なら手段を選ばず、第30話ではイッパツマンを倒す事に成功している。
「シリーズ初悪が勝つ?」は一重に球四郎の活躍が大きかった。
その反面、コルドー会長やミンミンの前ではギャグ要員なるお茶目な一面もある。
ロボットアニメに登場する典型的な美形悪役であり、セオリー通り衝撃的な出来事を迎える。
正体(ネタバレ注意!)
此処からは本編の核心が書かれていますので自己責任で閲覧願います。
物語後半、球四郎は自らの異変に気付く、銃撃を受けても血を流さなかった事と、過去の記憶が無かった事であった。
球四郎は頭脳明晰であった反面肥満体質で、その事をコンプレックスに思っていた。大学時代に無理なダイエットが原因で死亡しており、コルドーがその頭脳に着目し、自らの計画の手駒として、その脳をアンドロイド体に移植し、サイボーグとして甦ると同時に生前とは逆の美男子の体系を与えられたと同時に生前の記憶を一度消去し、改竄された偽りの記憶を植え付けられていた。
自分がサイボーグと知り苦悩する球四郎は自暴自棄になるが、部下からの一喝で立ち直り、イッパツマン打倒こそ自分の生きる証と考え、執拗にイッパツマンを狙う。
終盤、コルドーが計画実施の為、シャレコーベリース全従業員を解雇し計画倒産を行う。それを不服とする球四郎はもう一度イッパツマン打倒の為に対決、予算で手だけしか無い少林寺拳法ロボを使い(しかもそれを知り球四郎もシビビーン飛びをした為、折角のシリアスシーンが台無しに)三冠王と互角の戦いを繰り広げる中、コルドーが突然正体を見せ、今度こそ用済みとタイム空間へ送り込み、永遠の時空を彷徨う事になるが、最後の執念で発射したミサイルがコルドーの海底基地に命中・破壊され、コルドーの野望に大きなダメージを与える事となる。
同じタツノコプロ製作のガッチャマンのギャラクター幹部ベルク・カッツェもゲルサドラも黒幕に良い様に利用された挙げ句悲惨な最期を迎えただけに、球四郎は黒幕に一太刀浴びせただけ救われたかも知れない。