百々目鬼
どどめきもしくはどうめき
日本に伝わる妖怪の一種。
概要
日本の妖怪。
伝承により姿は様々だが、その漢字が表す通り全身に百(無数の意)の目を持つのが特徴的であり、鳥羽石燕の『今昔画図続百鬼』を始めとして、多くは以下のように伝えられている。
百々目鬼は元々人間の女性だった。しかしながら、生まれつき手癖が悪く、金と見るや盗みを働いてしまうどうしようもない人間だった。ある日彼女はその腕に無数の目が生えていることに気が付き、身体を見渡すと、そこらじゅうに眼球が埋め込まれていた。彼女の盗んだ金に宿る精霊たちが、目玉となって彼女の身体を蝕み、人間から化け物へと変えてしまったのである。
栃木県宇都宮市には、百目鬼が退治された場所として「百目鬼」という地名が残る。そして、この百日鬼が百々目鬼の由来になったという説もある。
創作ではキモい妖怪の筆頭として挙げられる事が多く、石燕の図では顔が見えないものの美女の姿で描かれることが多い。
とくに害を為さないが、目玉の一つが空中を追いかけてきて驚かすという伝承もある。
百頭と呼ばれる似たような特徴を持つ怪魚も伝わっている。