CV:立木文彦
概要
シンカリオン世界の碇ゲンドウ。原点と同様に厳格かつ近寄りがたい雰囲気の持ち主だが、初対面のシンは尾首も見せない。
都市伝説のひとつである『きさらぎ駅』に佇んでおり、下車したシン達と会話。息子と間違えるも、逸話に対しては否定せず彼らが乗ってきた車両へ乗車し、京都各所へと散策。巨大怪物体の出現に(おそらくエヴァ1作のセルフオマージュで)「シンカリオンに乗れ。さもなくば、大宮に帰れ」と伝え、敵対する怪物体を「鬼エヴァ」と名称した。
腕にNERVの腕章をつけており、これでシンカリオンZの並行世界にはNERVがあることが確定した。
言うなれば、「超進化研究所特別支部 NERV」といったところだろうか?
また、シンジとは原典とは違いしっかりと会話が成立しており、「まるで(息子と話せていない)ダメなオッサン」からただの「(ただの雰囲気が寡黙なだけの)マジでダンディなおっさん」になっていた。
緒方嬢曰く「意外な人が喋ります」と言っていたのは彼だった様である。
余談
演じた立木氏は前作では特別編のナレーションをやっていた。
きさらぎ駅は2ちゃんねる発祥の都市伝説、所謂『異界駅』『まぼろし駅』の先駆けとなったスレッドを差す俗称であり、当然ながら日本中の私鉄を含む全ての路線に実在しない駅名とされている。曰くあの世と繋がっているだとかそこで降りたら二度と戻ってこれないとか戻ってこれても数年間時間が経過していたとか、都市伝説らしく一切の確証がない。
何故こんな眉唾物の駅にゲンドウが滞在していたのか、そもそも滞在できていたのか、一切が不明。
しかしながら、元スレでは被害者の父親が活躍したり、きさらぎ駅という不確かな世界から現実への回帰を促す発言をしたりと、一概に碇ゲンドウと無関係とも言えない。