概要
かのくぅとは、ラブライブ!スーパースター!!に登場する澁谷かのんと唐可可のカップリングである。また、2人はユニットを組んでおり、その名前は「クーカー」という。
かのんの歌声に心奪われた可可がかのんを勧誘し、Liella!の母体であるクーカーを2人で結成した。明るく前向きな可可と少し卑屈ながらも真っ直ぐなかのんは相性がよく、お互いに支え合いながらスクールアイドル活動に取り組んでいる。
アニメ(ネタバレに注意)
第1話「まだ名もないキモチ」
・歌いながらスキップするかのんを可可が目撃。その歌声に心奪われた可可はスクールアイドルを始めるにあたりかのんをしつこく勧誘。逃げ回るかのんと追いかけっこを繰り広げた。しかし、その途中で可可は恋に勧誘活動を咎められてしまう。逃げ回っていたかのんだが、この時は可可を庇うように恋に反論。逃げ回りながらも一生懸命な可可にはプラスの感情を持っていたことが窺える。
・その後、大好きだけど歌はもうおしまいと語るかのんに可可は「好きなことを頑張ることにおしまいなんてあるんですか!?」と問いかけた。その熱意に打たれたかのんは実家でもあるカフェに可可を誘う。かのんの歌声は素晴らしい、かのんは可愛い、などなど褒め殺し(偽りなき本音)で可可はかのんをスクールアイドルに誘う。かのんは人前で歌えないという理由でスクールアイドルになる誘いは断るものの可可を手伝うことにした。
・そうして2人でスクールアイドルの勧誘を行うことになるが、中々メンバーは集まらない。可可はやはりかのんと一緒にスクールアイドル活動がしたいと誘うが、人前で歌えないことが出来ないかのんはその胸中を吐露し、その場から立ち去ってしまうのだった。だがーーー
・「いいの?私の歌を大好きだって言ってくれる人がいて。一緒に歌いたいって言ってくれる人がいて。なのに本当にいいの?このままでいいの?」
・1度は立ち去ったかのんだが、踵を返し可可の元へと走る。
「やっぱり私……歌が好きだ!!」
そうしてかのんと可可のスクールアイドル活動が始まるのだった。
第2話「スクールアイドル禁止!?」
・結が丘の代表としてレベルの低いパフォーマンスをするスクールアイドルは認められないという恋に対し、可可は「それなら大丈夫です!可可とかのんサンなら……」と反論。可可のかのんへの強い信頼が見てとれる。
・大きなリアカーを使いスクールアイドル活動が認められないことへの抗議を行う可可とかのん。行動的な可可と、つい流されがちなかのんの2人の関係が微笑ましいシーン。
・スクールアイドル活動を認めて貰えないため、可可はかのんと退学し、転校先で2人でスクールアイドルをすると息巻く。可可の"かのんと一緒に"スクールアイドルをやりたいという気持ちの強さが窺えるシーンである。
・2人で同じ目標に向かうかのんと可可は朝一緒に走るなど絆を深めていく。千砂都にコーチを頼むシーンなど、息のあった動きも見せるようになった。
第3話「クーカー」
・可愛い服を恥ずかしがるかのんに千砂都と共に突撃。着せ替えを行い「可愛い!」「たまんねぇ〜!」などの反応を見せた。可可がかのんを可愛いと思っていることが再確認できる。
・人前で歌えないことが再び発覚したかのん。スクールアイドルを続ける為にはフェスで1位を取らなければならず、かのんが歌えないのならそれはとても厳しくなってしまう。それでも可可は「自分が1人で歌う」「一緒に最高のライブをして、それが終わったら歌えるように頑張ればいい」と諦めずに2人でステージに立とうとする。
・初ライブに向けて意気込む可可はかのんと2人のグループを「クーカー」と命名。大きなお手製看板まで作っていた。
・去年の東京代表「サニーパッション」が急遽フェスに参加することになり、「クーカー」が1位を取ることが絶望的になってしまう。
「このままじゃ1位を取ることってものすごく難しい。そしたら可可ちゃんの夢がここで終わってしまうかもしれない。私のせいで……」
可可の夢を自分が摘んでしまうかもしれない。ごめんなさいと繰り返しこぼし涙を流すかのん。そんなかのんを可可は抱きしめ、自分が今まで勉強ばかりしていたこと、スクールアイドルに出会い、自分の感じたことを自由に歌いたいとワクワクしたこと、かのんの歌声を聞いた時それと同じくらいワクワクしたことなどを語る。
「かのんサンは私にとってのスターなんデス!夢なんデス!元気だしてクダサイ。かのんサンと同じステージに立つことは可可にとって夢の1つなんデスから……!」
可可からの思いを受け取ったかのんはギリギリまで歌うための努力をすることを誓う。そんなかのんを可可は抱きしめ、かのんもまた可可の背中に手を回すのだった。
「かのんでいい。かのんって呼んでよ……」
・可能な限りの努力を重ね本番の日を迎えたかのんと可可。舞台袖から見た観衆に緊張するかのんを、もし歌えそうだったら始まりの時に合図をクダサイ。もし歌えなかったとしても堂々としていてクダサイ!可可が歌います!そう言って気遣う可可。しかし……
「ダイジョウブ……ダイジョウブ……」
本番に緊張していたのはかのんだけではなかった。歌えなくなり、ステージ上で固まってしまう可可。今まで自分を支え引っ張ってくれていた可可を今度は支えたいと思うもののどうしても可可の手を握れないかのん。更に通りがかりのすみれが電源コードを外してしまうアクシデントも発生。ステージの明かりが消えてしまう。しかし、千砂都が配っていたペンライトを観客たちが点灯しステージを明るく照らす。頑張れー!と声援をもらう2人。それを聞いたかのんは……
「歌える……。ひとりじゃないから!」
可可の手を握り、2人のデュエット曲「Tiny Stars」を歌い出す。同時にすみれがコードを繋ぎ直し、2人の初ライブは新人特別賞を貰うほどの大成功を収めた。とはいえフェスの1位はサニーパッションで、理事長に貰ったスクールアイドルを続ける為の課題はクリア出来なかった。それでもかのんは「でも全然後悔してないんだ!だって可可ちゃんと約束した最っ高のライブが出来たから!」と明るく語った。
・結が丘校内の掲示板に新人特別賞を受賞した「クーカー」のニュースが貼られ、そこには頬と頬とくっつけて抱き合い喜ぶかのんと可可の写真が使われていた。
・3話のエンディングでは「未来は風のように」をかのんと可可の2人がデュエットした。